英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

パラドックス

気がついたら8月が過ぎ去っておりました。
昨日、子供らを連れてスーパーに買い物に行ってお会計の際に、レジのおばちゃんが「Looking forward for school to start?(学校始まるの楽しみにしてるかしら?)」と子供に聞きつつ私にウィンクを寄越してきまして。
子供らは照れながら「Yeah?(まあね?)」なんて答えてましたけど、その背後で無言で首を縦に振り続けていた私に「I know.(わかってるわよ)」と慈愛に満ちた微笑みを送られてしまいました。
学校が始まるのは来週からなので…あともうちょっとなんだなぁ…

スーパーといえば、下の子のナーサリー時代の担任の先生と先日店内でばったり会ったのですが、さすが先生、というかアジア系で目立ってたせいなのか、しっかりガッツリ覚えてて声をかけてくれました。
下の子の骨折事件も多分会議かなんかで聞いてたんでしょうけど、随分と心配していただいちゃって恐縮です。
本人はもうめっちゃ元気で家で踊り狂ってますと答えたら笑っていただけましたが、冗談じゃなくてホントに踊り狂ってるんだよ…うぅ…

何か作業をしていてもお構いなしに「Mummy〜?」とあっちこっちから呼ばれて、要領を得ない話をダラダラ聞かされる日々なわけで、なんというか、忍耐力を試されているというか、禅の精神で煩悩を消し去れと言われているような、そんな気分です。

今日も似たような状況で、キッチンで夕飯を作っている最中にお風呂上がりの上の子が水を飲みに来て話しかけてきたので、ほぼ聞き流す体制で返事をしていたのですが、その内容ってのは「すごいこと思いついたんだけどね、もしピノキオが”My nose will grow”(僕の鼻は伸びる)って言ったらどうなると思う?」でした。
特に何も考えずに「本当のこと言ってるから何も起きないんじゃないの?」と答えたのですが、「Yeah, but if he means it grows now, as in this moment.(そうだけど、話してる今この瞬間のことについて言ってるとしたら?)」と重ねてきました。
…あれ?
「(今)鼻が伸びる」と嘘をついてるから鼻は伸びるはずなのに、鼻が伸びてしまったら真実を言ってることになるわけで…んん?
そしてなんで私は台所で禅問答をふっかけられているのか…?

ってことで、まだ手をつけてない子がいましたら、夏休みの自由研究の題材にいかがでしょう?

↓この方々だったら真面目に考察してくれるかしら?↓

関係ないシリーズ。最近のバービーさんの変化はすごいですね。かぶりものまでするらしい。