英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

裏の家の話 2

裏の家がフェンスを撤去してネットをかけてそれっきりって話の続きです。

オレンジのネットのままで2ヶ月が過ぎようとしていたある日、お隣のシャーリーちゃんパパさんから知らない人の名前と電話番号だけが書かれたテキストが送られてきました。
送信先を間違えたのかな?と思って放置していたら、それからちょっとして「これ、裏の家の家主さんの連絡先だから」と追加情報。
だからなんだよ?と思い、そのまま「?」と返信したら

「さっき裏の人が来て”フェンスを変えてくれ”って言ってきたんだけど”僕は変える気がないけど、やりたいならあなたの自費でやってもらってもいいですよ”って答えといたよ」

「しゃーくちゃんちのフェンス、撤去されてそのままだけど裏のフェンスは我々側の所有物だから、勝手に撤去したってことは彼らが原状回復するべきものでしゃーくちゃん、やらなくていいんだからね」

ですって。
”そもそも裏のフェンスがうちのものって知らなかった”と返したら、彼らの家のですが境界を示した書類を添付してくれて、バッチリ証拠提示までしてくれました。

図にするとこんな感じ。
で、裏との境のBの部分が外されて、Bの家からは物置があって微妙に見えないけどオレンジが目につくという状況な訳ですよ。
そんでもって、うちには結構な大きさのチェリーの木が物置手前、つまり庭の奥に生えてるんですが、夏には鳥たちがチェリーを食い散らかしてタネをそこらじゅうに落としていき、秋から冬にかけては落ち葉がご近所さんに飛んでいくんです。

がっ。

それはどの家もお互い様。
我が家に生えてない木の落ち葉が庭で発見されるし、数軒先から地下茎を伸ばした笹が侵入してきたりもしてるし、だからって植物に文句をつけてくる住人はここに引っ越してきてから一人もおりませんでした。

しかーしっ。

言わないだけでイラついてた人は確実にいたようで、フェンスを撤去してネットを張る前に、落ち葉をぜーんぶうちの敷地に戻してくれたていねいな裏の家の住人。
シャーリーちゃんパパさんが「きみんちの物置の裏、こんなことになってるよ」と写真付きでタレコミ教えてくれなかったら、物置裏でオーガニックな堆肥が勝手に出来上がってしまうところでした…
っていうか、12月にはチェリーはもうすっかり禿げてたんだから、いつまでも落ち葉を掃除しないで放置してたクセに今更地味な復讐されても、半分以上が葉っぱの原型留めてないからうちのチェリーかどうかすらわかんないよ…

裏の人の電話番号もらったけど、向こうが連絡してくるまで私はあえて放置してやろうと思ってます。
The こんくら〜べ。

↓あんまり理解してもらえないけど好きなの、桜葉の塩漬け。↓