英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

支持不支持

週間天気予報を見てると、戴冠式のあたりから2週間ずーっと雨のイギリス。
何?呪われてるの?
それとも環境問題に敏感な王のために雨を降らせて祝福してるの?
理由がどっちだろうと、洗濯物が乾かないじゃないか!という私の悩みに変化はないんですけどね…

私の狭い行動範囲内ですと、この戴冠式を支持してるという人はほとんどいなくて。
積極的に不支持というわけではなく純粋に関心がないという雰囲気なんですが、このままいくとこれが最後のイギリス王室の戴冠式になっちゃうかもしれないよ?なんて思ったりもして。
実際どこぞの新聞のコラムニストさんが「個人的にジョージ王子の代まで王政が続くかは懐疑的です」なんて言っちゃったりしてるし。
そんなことを公共の電波(BBC)で言えちゃうあたりがイギリスっぽいですけどね。

で、そんな感じでイマイチ盛り上がりに欠ける雰囲気なんですが、先日持病の定期検診でクリニックまでお出かけしてきまして。
今回は単に血液検査だけで、流れ作業で採血してさっさと帰れるやつだったのでなんの気負いもなく待合室で座ってました。
待合室はみなさん大人しく呼ばれるまで待つところですから、スマホをいじったりただひたすらぼーっとしてる人がいるわけで、まあ、静かなわけですよ。

ところが、採血をするお部屋では看護師さんが二人一部屋で作業をしているらしく、音量調節に不具合があるくらいのボリュームでめっちゃ楽しげな話し声が聞こえてきました。
その内容ってのが

看護師A「スクエア(町の広場)にパブリック・ビューイング用のスクリーンが設置されるって知ってた?」

看護師B「あらそうなの?じゃあ予定もないし、せっかくだから行こうかしら」

看A「いきましょうよ!絶対ジントニックもピムズも用意されてるから!」

看B「えー?夏ならやっぱりサングリアの方がいいかなぁ〜」

患者「私、ガール・スカウトの引率で行くんだけど、子供の前で飲めないわ」

看A「あら!あなたの分も飲んであげるから大丈夫よ!」

全員「あははははは!」

うん。
戴冠式は口実で、飲むことがメインだってことはよくわかりました。
日本も何かにつけて飲む口実を見つけるのが上手い人っているけど、ここまであからさまだとむしろ清々しいです。

理由はなんであれ、チャールズ国王も国民に歓迎されてるみたいでよかったね。(?)

↓そしてこういうの描かれちゃうんだぜ↓

帰り道に寄ったアンティークショップで発見した二人…ご成婚記念のティーポット。