英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

中年女性は気にかけた方がいいって話 9

思ってたより早くNHSから連絡が来ましたよ。
しかも「明日の夕方来て?」とか無茶言いやがりました…
その日はオットが出社予定だったので子供の面倒を見る人がいなくて無理だと断ったら、じゃあ週明けの朝イチで!だってさ。
そんな急ぐほど悪いんかい…?
朝なら、まあ、子供たちを学校に送り出しちゃえばあとはどうとでもなるのでそれで予約を取り、行ってまいりましたよ。

例によって15分ほど早めに到着したんですが、すぐに名前を呼ばれて診察室の前の廊下で待たされること45分。
予約時間から30分遅れでようやく入った部屋には、前回会った女性医師と同じチームの医師だという男性が待っておられました。
「さて。電話である程度の説明があったと思いますが、何を言われましたか?」
なんて、私の理解力を試されているようなことを言われましたが、電話での説明は

「ガンではないが”ボーダーライン”の腫瘍である」
「すぐに切除が必要である」
「両方の卵巣と場合によっては子宮の摘出もありうる」

大きなところだとこの3点でした。

もしこれが家族や友人が言われたことだとしたらとても深刻だし、その人の心情が心配になるような内容ですが、私としては「やっぱりねー」くらいの感覚。
自分のことだからむしろ冷静。
卵巣のあたりに20cm超の腫瘍があるとなれば、ガンでなくてもそうなるだろうことは予想がつきますし、できちゃったもんはしょうがないからさっさと切っちゃったほうがいいじゃん、と。
きっと日本なら即日入院で緊急手術ってやつ?

お医者さんは「子宮は取ります。それと、Appendics(虫垂・盲腸)と周辺の脂肪も切除します。」と更なる切り取り予定を伝えてきました。
虫垂は、まあ、あってもなくてもいいならついでに切っちゃってくださいな。
しかし…え?脂肪も取ってくれるの!?
お医者さんも同席してる看護師さんも、慈愛に満ちた優しげな目で対応してくださってて、実際告知をした際に取り乱す患者さんもいらっしゃるんでしょうけど、私の場合はこの「脂肪を除去」という言葉に違う意味で冷静さを失いそうになっちゃいました。
はい、アホの自覚は十分にあります。

私にしてみたら予想通りの結果にオマケがついてきた!なんて罰当たりなことを考えたせい、だとは思いませんが、手術は別の病院で行われると医師に言われ、その場所ってのが私の家が渋谷にあるとしたら距離的に高尾山にある病院でした…Oh
一応都内…?

しかもこれから手続きをして、手術はおそらく夏休みの真っ只中になるだろうスケジュールって言われました…
ま、私は病室で寝てるだけで、苦労するのはオットだしぃ?
頑張ってくれたまえ。

↓高尾山といえば天狗だけど彼らも現代化してるのね↓