英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

なんかの撮影

下の子を学校に送ってから、ちょいと町まで買い物に出ました。
朝イチだから空いてるだろうという算段で。

大通りは車の往来が激しいですが、マーケットのある広場に入れば車は来ないし人もそんなにいないだろうと思ったら、なんかワゴン車がもりもり駐車されてるし。
荷下ろしなのか?と思いつつ歩を進めると、なんかの機材をぎっしり乗せた荷車があちこちに置いてあります。
風が強くてちょっと寒いのにTシャツ短パンのお兄さんが車止めの支柱に何やら看板をくくりつけてて、新店舗の開業とかセールとかのお知らせか?と思って読んでみたら、「⚪︎⚪︎通りとX X通りは、12時から3時間テレビ撮影をするので駐車禁止。通行も規制されます」と書いてありました。

これといって特色もない小さいわが町で一体なんの撮影?
っていうか誰かスターとか来てるのかしら?
キョロキョロと見回してみても、それっぽい人は視界にはいません。
ま、イギリス人にとっては有名な人でも私はさっぱりわかんないってことも多々あるので、必死になって探しても意味ないし、人だかりができたらめんどくさいだろうからさっさと逃げました。
逃げる途中で目撃したのは、クルーのためにあちこちにつけてある「トイレ→」っていうサインと、スクエアには大きめのテントで作られた休憩所。
なかなか本格的な撮影のようです。

日本でもドラマ撮影って見かけたことありますけど、なんの表示も警告も出てない現場だったので多分許可なんてとってなかったんでしょうね。
まあ、20年以上前の話なのでその頃と今では規制も違ってたんでしょうけど、知らずに迷い込んで嫌な目にあった思い出が。

演じてる人は低姿勢というかまともだったのに、撮影クルーが無礼で言葉選びが悪い人が多かったのが印象的で、その現象についてなんとなーく考察してみました。
で、たどり着いたのが「芸能人」や「業界人」の対義語が「一般人」じゃないですか。
これがいけないんだと思うんですよ。
この言葉だと特権階級と庶民、みたいな雰囲気になりません?
演者の人は視聴者とかクチコミとかを気にするでしょうから、こちらが無礼でない限りごく普通に接してきてるのに、微妙に「業界人」を気取ってる人たちが「アイツら一般人www」ってこっちを下に見てる、そんな空気が伝わってくるのがイラついてたんだろうな、若い頃の自分。

いまだに「女優のXXが一般男性と結婚!」なんて見出しを見かけるとモヤっとするし。
その”一般”だって、どっかの会社の役員で収入は相手の方が上かもしれないじゃん。
なんだよ、一般人って…って思いつつ、代替え案が出せないのでひとりでモヤモヤしてるだけの日々です。

↓マラソンのゴールテープをこれにしたらどうなる、という妄想をしたことがあります↓