若い頃、私は今よりもずっと短気でした。
何か言われたりやられたら絶対やり返す、ナイフみたいに尖っては触るもの皆傷つける的な、はっきり言ってお友達になりたくないタイプだったと思います。
昨晩のような出来事があったら後先考えずに飛び込んでってケンカになってただろうなぁ、私も丸くなったもんだ、などと、一晩経ってしみじみしています。
いや、怒ってはいるんですけどね、怒鳴り込みはしない程度に冷静な大人になれていることを当たり前過ぎて誰も褒めてくれないから自分で褒めてあげようかな、と。
今はきっと珍しくもないんでしょうけど、私が夫と付き合い始めたあたりって、外国人男性と一緒にいる日本人女性は下に見られ、心ない連中からすれ違いざまにぼそっと悪口を言われることが、東京のど真ん中ですらあったんですよ。
そんな下らない連中に当時はいちいち反応しちゃってピリピリしてました。
ある時期に、オットと、以前「カチコミ」で紹介したマイケルくんとその日本人の彼女さんと一緒に渋谷で飲んでました。(こちら)
お店には大学生のグループがいて、オットとマイケルくんにあれこれちょっかいを出してきます。
と言っても「俺英語ができるんだぜアピール」に利用されているだけでビールを奢ってもらったりしてたので、離れた席で彼女さんと話をしながらも見守っていました。
気がつくと結構な間大学生グループに飲まされていたためオットもマイケルくんもすっかり出来上がってて、大学生グループも調子に乗り始めてきました。
終電もあるしそろそろ帰ろうと声をかけたのですが、オットもマイケルくんも名残惜しそうだし、大学生に至っては「こいつらは俺らのおもちゃだから他の外人狙えよ」的な失礼なことを言ってきました。
自分のオットを連れて帰るだけですが?と大学生にはお暇を告げ、オットの腕を掴んで店を出ました。
彼女さんには悪いけどマイケルくんの面倒までは見られないので声だけかけて店を出たらマイケルくんも渋々ついてきたのですが、エレベーターの中で小声で「Why you think you can mess with my friend…(なんで俺の友達に干渉できると思ってんだ…≒何様だコイツ)」とぶつぶつ言われた私は即座にキレて「I am responsible as his WIFE. And who do YOU think you are?(妻としてこの人に責任があるんだけど。そう言うアンタが何様なの?)」と言い返しました。
酔った勢いでカチこんじゃうような人ですが、直接言い返されるとションボリして一人で飲み直しに消えて行ったので、彼女さんと一緒に地元まで戻りました。
後日オットが「マイケル、君に怯えてるんだけど何したの?」と聞いてきましたが、怯えるくらいなら最初からケンカを売るな、と今でも思ってます。
マイケルくんのように一言で退散してくれるなら楽なもんですけど今回はお隣さん相手なわけで、「自分らがご近所迷惑をかけまくっている」ってことをケンカにならない範囲でわかってもらうにはどうしたらいいんでしょうねぇ…
今朝玄関先でニアミスしかけたんですがそそくさと逃げられちゃったし、相手もきっとわかっちゃいるんでしょうけどね。
↓これでどうにかなるのか…?↓