英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

中年女性は気にかけた方がいいって話 6

怪しげなものが見つかったってことで、俄然NHSさんの対応も早くなりました。

婦人科の診察予約もすぐに取れて、最近は外科系ばっかりでしたけど、病院の下の子を出産したエリアに久々に足を踏み入れることに。
ほら、産科と婦人科はほぼセットになってる感じだからね。
受付には幸せなおなかの膨らみのある女性がたくさんいましたが、私のこのおなかの中には虚無が詰まってるんだぜ、とちょっと自虐的なことを考えたりして。

いくらも待たされずに診察室に呼ばれ、女医さんに「はい、そこに座ってくださいねー」と言われたので「Hello」とご挨拶しつつ椅子に座ろうとしたら「あ!あなた日本人でしょ?入ってきてすぐ会釈したもん!」とすっごい嬉しそうに言われて、なんかこのテンション嫌いじゃない、なんて一気に打ち解けてしまいました。

しかし、無意識にお辞儀や会釈をしてしまう日本人のDNAがまだ健在だということを証明するために病院に来たわけではなく、今回も問診からスタートし、前回よりもさらに具体的に「何がきっかけで違和感に気がついたのか」とか「生理の変化」「婦人科系の手術をした家族の詳細」などを根掘り葉掘り聞かれ、最後に「ちょっと前に更年期の相談してるみたいだけど Why did you left it so long?(なんでこんなにほっといたの?)」と診察履歴を見ながら聞かれちゃいました。

いやだって、短期間に2度もSwab test(HPV検査)やって”問題なし”って言われたら素人にはツッコミようがないじゃないですか。
そう素直に答えたら「Swab testでわかるのはHPVのことだけ!GPは仕事してないじゃない!」とお怒りになってしまいました。
良くも悪くも感情表現がド直球なドクターで…
不貞腐れててすみませんでした、ホントに。

すぐにCTスキャンMRIの手配をするから、それを見てどういう処置をするか決めるからね。
更年期のお薬も出しておくから薬局にこの処方箋を提出してから採血室に行って、スキャンの予約は明日以降電話するから、と、すごくテキパキと手配をして、最後に「でもあなたのGPが鉄分サプリの処方をしたのは大正解よ。どんな処置にせよ切ることになるし、そうなると血が足りないなんてことになったらもっと厄介だもの。Take it religiously! Bye!」で放免となりました。

Take it religiously。
盲信的にサプリを飲んどけってことですかね。
ってことで、生来無宗教&不信心モノの私ですが、このお言葉で”鉄分サプリ教”へ入信が決定した次第です。
現世利益ありまくりですからッ。

↓これだとさらに使いやすそう。かわいいし。宗教っぽいし。↓