英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

Chav

以前にも何度か書いたことがあると思いますが、今年もスクール・ディスコが開催されました。
子供たちはそれぞれが通ってる学校での最終学年ですので最後のディスコになるわけで、数日前から特に気合いを入れる必要性なんてないのにワクワクが止まらない様子で。

下の子の方が先に開催され、低学年ってこともあって夕方にはご帰宅なさって、ほっぺを赤くして額にはうっすら汗までかいててお友達とたくさん遊んで楽しんできたのか、お風呂に入れてご飯を食べたら速攻で寝てくれてありがたいことです。

そしていよいよ上の子のディスコ前日。
いつものように下校してきた上の子がおやつを食べながら「今日ねー、6年生だけ緊急集会があったんだよー」と報告してくれました。
なんの集会よ?と聞いてみたら

明日はいよいよ最終学年のスクール・ディスコで、毎年気合いを入れておしゃれをしてくる子がいますが、今年は年齢に相応しくないファッションが目立ち学校の品位に関わりますので、過度なお化粧や肌の露出の著しい服装だった場合は入場できないこともありますので気をつけましょう。

って言われたそうです…
さらに上の子が続けて言うには

でもさ、隣のクラスはサッカーのユニフォームしか着ないHくんと親が厳しいSちゃん以外は私服がChavだけど、うちのクラスでヘソだしとか着てるのはJちゃんくらいだし、男子でChavなんて一人もいないもん。
なのになんでうちのクラスまで集会に付き合わないといけないんだろう?
クラス会で校長先生が話すればいいだけじゃない?

うん、その感覚、すっごい懐かしいわ。
高校の時にヤンキー男子がトイレで喫煙したと、うちの学年全員体育館で正座させられて説教を喰らったという理不尽が思い出されます。
犯人わかってんのになんでやねん、と。
っていうか、21世紀のイギリスでもこんな話が出てくるって、人類なんてそんなに変わらんもんだわね。
上の子には適当に「なんでだろうねー、ところで何着てくの?」と話を逸らして明確な回答はしませんでした。

そしてディスコ当日、夜の7時半に学校に送り届け、Twitterで中の様子を先生がアップすると言うのでお迎え時間前に確認してみたら写真とビデオがあがってました。
上の子の言うように、確かにチャブい女子がチャブいノリで騒いでる様子が激写されておりました…
スクール・ディスコってのは、早い段階ではっちゃけを経験させて、ある程度の年齢になったら落ち着くように仕向けてる教育の一環なんじゃなかろうか、と陰謀説を唱えたくなるような光景でした。

怖。

↓はい、Chavってのはこれの”ビッキー”のことです↓