英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

頭隠して尻隠さず。

週末にWaitroseに行きました。こちらも他のスーパーマーケットと同じような在庫状況ではありましたが、Waitroseブランドの食器用洗剤がちょうどいいサイズで安くて好きなので買いに行き、これはちゃんと陳列されてました。

店内を歩いていると、前の会社の同僚くんがいて声をかけてくれました。

久々なのでちょっと立ち話をして、みんなの近況とかを聞いたのですが、まあ、結局話はコロナになっちゃいましたけどね。でもみんな元気そうで良かったです。

話している最中、おもちゃ売り場にいた子供たちをオットが棚から引き離して戻ってきたのですが、同じタイミングで同僚くんのパートナーさんも現れました。

お互い紹介をしてごあいさつしたのですが、同僚くんが非常に申し訳なさそうに、私にだけこっそりと「黙っててごめんね、僕、実はゲイなんだ…」と。

勇気を振り絞って直接言ってくれたのはとっても嬉しいんですが、大丈夫、キミの入社面接の時に会議室に案内した時からわかってた。

隠しきれない「愛」が溢れ出てて、確認はしていないけどおそらく社員全員、キミがゲイなのはわかりすぎるくらいわかってて、でもそれと君の仕事の力量や人柄はまるで関係ないから安心して。っていうかキミ、私にとっては普通に「いいヤツ」だから。

などと、まったくバレていないつもりの本人にそんなこと言えないので「そうなんだ、教えてくれてありがとう」と当たり障りのない対応をして、それを聞いた同僚くんもどこかほっとした顔でまたちょっと立ち話をして別れました。イジメないってば。

個人的な友人で、女の私よりもフェミニンで、仕草も振ってくる話題も「男子」のかけらもないないくせに、まったく親バレしていないと豪語している子もいるんですよね。

うまく隠しきれていると思うその理由が知りたくなって聞いたことがあるのですが、まあ、親の場合は「うちの子に限って」というバイアスが働くみたいで、特に友人の親御さんはとても信心深いカトリックらしいので然もありなん、です。

この友人のように仲良しだったら「バレバレだし」と言えるのですが、元同僚くらいの距離感だとためらっちゃいますね〜、という、まあ、割とどうでもいいお話でした。

↓これを彼にそっと手渡したい

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隠れているつもりの上の子、当時2歳。