英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

古今東西…

日本でもほぼタイムラグなしに報道がされていると思われます、イギリスでのあれやこれ。
我が家の土曜日は、ニュースがすべてロイヤル関係のライブ中継になっていたため、自然とイベントを追う形になってました。
70年ぶりの行事ということで耳目が集中するってのも頷けますし、まったくの門外漢なので詳しいことは専門の方が解説してくれるものを聞いて「ほぉ〜、へぇ〜」なんてオットと言い合ってます。
そんなイベントの真っ最中ではありますが、なんかツッコミを入れたいことを何個か発見したので共有させてください。

まず遡って金曜日。
国会で追悼スピーチが行われて、私の人生初で、与野党全員がヤジを飛ばさず意見を全て受け入れている姿を見てちょっと不思議な感覚でした。
スピーチをした一人がボリスだったんですが、導入部が「I hope the house will not mind if I begin with a personal confession (議会の皆さんが、私が個人的な告白から始めることを気になさらないといいのですが)」で、まだ首相だった頃にBBCのインタビューを受けて、その際に女王とのエピソードを”過去形”で話してほしいと言われ、言葉に詰まって泣けてきてしまって最終的に「I had to ask them to go away(出てってくれと言う羽目になった)」だそうで。
首相としての”ロンドン橋作戦”のうちのひとつの仕事だったのかもしれないですが、ボリスの人情的なところを見てなんかグッときてしまいました。
悪い人じゃないんだよねぇ、ボリス…

そして土曜日。
王位継承評議会とやらに初めてカメラが入って生中継!ということで私も家事をしつつ眺めておりました。
存命中の歴代総理大臣が集ってお話をしていたのですが、トニー・ブレアさんはまったくお変わりなくあの三角っぽい眉毛で貼ったような笑顔でしたが、その隣にいたゴードン・ブラウンさんが驚くほど老けこんでらして…
トニーから受け継いだ仕事がよっぽどストレス過多だったのだろうか?なんて意地悪な見方をしちゃいました。

時間になり、粛々と儀式が進む中で気が付いたのが、チャールズ王、非常に自然体。
こういった儀式とかに慣れっこになってるんでしょうねぇ。
書類にサインをする際に、手に持ってた紙を後ろに控えてるウィリアム王子に「ほれ、持っとれ」くらいの気軽さで渡すし、ペン立ての位置が邪魔だったのを「しっしっ」って感じでどけるように指示するし。
儀式っていうよりも、”自分のオフィスでの仕事を生配信”くらいの気軽さでした。

そして儀式が無事に終了し、王宮の庭で公布が行われ、その最後に「Three cheers for His Magesty the King!」の号令がかかって、近衛兵たちが「Hip hip! Hooray!」って3回言うわけですが、これ、間違いなく「三本締め」だよね?ね?

洋の東西を問わず、めでたいことは2回じゃなくて3回叫ぶべきもの、なのかしら?

↓よよよい!って言って分かる…?伝七捕物帳…↓

関係ないシリーズ。子供のおやつですが、ジンジャーブレッドマンがもう出回ってるのにはびっくり。