英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

言いにくいこと

上の子の保護者参観が終わって下の子のお迎えに向かう最中、Tちゃんとパパさんが同じ方向なので一緒に歩くことになりまして。
子供らはキャイキャイおしゃべりをしつつ、私はパパさんとぎこちなく会話をしてました。
なんせ共通の話題がないですから、いつも「ハーフタームはどうするの?」とか「夏・冬休みの予定は?」なんてことくらいしか話せないわけですよ。

今回も導入部分はその話題だったんですが、ご一家はこのハーフタームでイタリアに遊びに行くそうでちょっと自慢げに予定をお話をしてくれつつ「でも為替レートが最悪だから豪遊はできないなぁ。君ら一家が日本にいくよりは安上がりになるだろうけど」なんて言うもんですから、「いやいや、イギリスの政治も散々だけど、日本も引けを取らないんですぜ」と自虐をしてみたら、ものすごく大きなため息をついて「僕個人の感想なんてどうでもいいかもしれないけどさ…どの国も”この人に投票したい”って選ぶんじゃなくて”こっちの方がマシ”ってレベルになってるのが悲しいよね…」なんて珍しく政治ネタの話になってしまいました。
まあ、トラスさんの支持率は聞いたところによると7%って、つまり誰も支持してないってレベルらしいですからTパパさんの発言も驚くことではないですね。

その後、子供たちを連れて家に戻り、おやつだ宿題だとアレコレしてから一息ついたら、例によってWhatsAppの通知が30件とかになってました。

今回はなんぞ?とアプリを開いてみると、クリスマス時期に学校主催で行われている「Shoebox Campaign」という、靴箱にちょっとしたおもちゃなどを入れてクリスマスプレゼントとして寄付をする活動のお話でした。
これは毎年行われていて、今までは町のボランティア団体に集められてから必要とされている家庭に配られていたのですが、今年はウクライナの子供たちへ送ることになったそうです。

………ウクライナってクリスマスやるのかな?
ユダヤ教はクリスマスをやらないし、東方正教は旧暦でやるんじゃなかったっけ?
いやまあ、おもちゃを寄付するのはどんな理由でも子供たちは嬉しいだろうからいいんだけどさ。
なんて思いつつメッセージを読み進んでいたら「昨今の混乱のせいで国内の子供達だって助けがいるだろうから、私はそっちに寄付する!」と言いにくいことを高らかに宣言してるママさんに賛同しているママさん数名が大騒ぎしてただけでした…

正直、どちらに寄付をしてもいいし無理してまで寄付をする必要もないし好きにすればいいさ、というのが本音ですが、ほんの数年前のイギリスにも「言わぬが花」的なところがあったのに、昨今は「Me!Me!Me!」なのかしら。

しのぶれど、なんてのは日本にも無くなって久しいですけどね〜。
私?しのんだことなど一度もないぜ!(๑• ̀д•́ )b✧+°

↓ものやおもふとひとのとふまで↓

関係ないシリーズ。橋の上に置いてあった謎の石。どこの誰だよ、ジョーとソフィー。

 

▷追記◁

この日記をアップして2時間でトラス首相辞任のニュース…
前日の昼に首相答弁で「I am a fighter not a quitter!」って吠えてたのになぁ。