英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

部活

朝晩の寒さに負けて、ついに暖房をつけてしまったしゃーくちゃんです。

しかし、そんな寒さをものともしないのが子どもってヤツでして、日本にもいるけど”真冬でも短パン少年”が霧の中を元気に登校してたり。
若いお嬢さんがまだがんばって生足で通勤してたり、若さってすごいわ。

そして我が家の若者ですが、学校から「お子さんが再来週のサッカーの試合メンバーに選ばれました」などと、当選金詐欺みたいな内容のメールが来ててお母ちゃんびっくり。
学校から戻ってきた本人に話を聞くと、どうやら「やりたい人〜?」「はーい」で試合に参加したい子の募集をかけて、レギュラー以外は持ち回り的に予定が空いてる人を探してる感じらしいです。
つまり常に定員割れしてるってことね。
そして肝心の本人に「で?やりたいの?」と聞いてみたところ「うーん。どうせゴールキーパーやらされるだろうしなぁ。どうしようかなぁ。」というお返事でした。

わかる!わかるぞぉ!

お母ちゃんも背が高いからって理由で、サッカーやハンドボールならゴールキーパー、ポートボールだとゴールポストの人、バスケだと「とにかくお前はリバウンドを拾え」と言われる始末。
バレーボールも「ブロックだけしてろ」って言われたなぁ…

正直にいうとね、それ”だけ”やらされるとつまんなくなるんですよ。
最初のうちはそれなりに向上心を持って練習とかしてるんですが、能力とか適正とかまったくもって関係なく「背が高いから」でポジションが決まるのは、それはそれで差別じゃない?なんて思った時期もありました。
で、肝心の上の子はというと「まあ、楽しそうだからやってみるか」なんてあっけらかんと参加表明。

思うに、日本とイギリスの「部活」に対する感覚の違いなのかな、と。
日本はホラ、スポ根ものとか大好きじゃないですか。
イギリスでもあるのかもしれないけど、学校単位のチームというより、いわゆるスポーツ団とかどっかのジュニアチームでの競い合いがメインで、学校レベルではそこまで心血を注いでない雰囲気なんですよね。
そもそもイギリスの(公立)学校の部活は選択肢がなさすぎて、真剣にスポーツをやりたい子はチームやスクールに所属しないと身につかないんだろうな。
うちの子は「楽しそうだから」で色々参加できるので、そのレベルの子にはありがたいシステムですけどね。

楽しそうだからとりあえずやってみる。
いいじゃないか。

↓やったことないけど有無を言わさず土台をやらされるだろうな↓

関係ないシリーズ。先週末の散歩でみつけた風情のあるドア&ノッカー。好き。