英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

自治体との戦い・ラウンド1

社長さんのアドバイスをもとに、詳細な写真と細かい状況説明プラス御涙頂戴な文章を書き上げてWebフォームから送信しました。

実はつい最近なんですが、カウンシルハウス公営住宅)に住んでいる家族のお子さんが、カビが原因による呼吸器疾患で亡くなってるんですよ。
ニュースで映像を見ましたが、壁どころか天井にもびっしりと黒カビが生えちゃってるようなアパートで、親御さんが再三に渡ってオーナーである自治体に修繕依頼をかけていたのに無視された結果がそれという本当に最悪なお話ですが、それゆえに我が家もこの寒いのに頻繁に換気をしないとパイプから溢れた水が壁をビッショビショにしたせいで水の跡がついててペンキも剥がれかけてるし、その辺を強調した文章を書いたんですよ。
これも社長さんのアドバイスですが。

送信したのが水曜日の夕方で、その日のうちに回答が来るとは思っていなかったので、いったんはこのことから頭を切り替えてワンオペで家事やらをこなしこの日は終了しました。

そして翌日木曜日。
上の子のお弁当を作って朝の支度やらでバタバタして、いざ下の子の登校に付き添うべく玄関を開けたら、蛍光オレンジの作業を服を着たおっさんが我が家の前で写真を撮りまくってました。
私の顔を見るなり「あ、カウンシルから派遣されて何枚か写真撮ってまーす。ダウンパイプの水漏れでしょ?」と軽いノリで、でも事前に挨拶もなく勝手に撮影してるわけですよ。
調査ってんだったら、家主の主張も聞きつつ、細かい実況見分をするもんだと思うじゃないですか。

でも登校時間も迫ってるので「ここの部分でパイプが公道の下に入ってて、私が雇った大工さんは公道の方は触れないからカウンシルに助けてもらいたいんだ」と場所と状況を説明だけして「10分以内に戻るから待ってて」とお願いし、急いで下の子を学校に連れてって、走って戻ってきたらおっさんはもういなくなってました。

先日穴を掘った場所は、危ないからってんで大工さんが木の板を敷いて、その上に掘った土を入れてる袋を乗せて蓋をしてあったんですが、袋も板も動かした形跡は1mmもなく。
よぎる不安…

一応誰か来るには来たけど何したのかよくわからん、という報告だけオットに入れつつその日は終了。
あけて金曜日、午前中に洗濯やら掃除やらをして、お昼ご飯を食べながらメールを開いてみたら、カウンシルからの連絡が入ってました。
予想よりも対応早いじゃん、と思いつつメールを開いて読んでみたら、要約すると

「ダウンパイプは私有地内に設置されてるので家主の責任において修繕してください。また自宅前の公道はカウンシルの管轄外ですがオーナーが誰かというのは守秘義務があるので答えられません。政府の登記簿をご自身で確認してオーナーと直接話をしてください。」

ほいきた。
イギリス人お得意の「Nothing I can do about it(私にはどうにもできない)」ですよ。
来週5日間、カウンシルがうちの前の道路の舗装工事をするから車両通行止めになるってチラシが冷蔵庫に貼ってあるんですけどね…?
そもそも住所のある土地については所有者を探すことはできるけど、”道路”の所有者はどうやって探せばいいのか素人には見当すらつかないわ。

↓アイツら、ムダに難しい単語使ってくるんだよ…↓