英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

思い込み

ようやく、本当にようやく暖かくなってきました。
いやまあ、10度を過ぎればコートを脱ぎ捨てて、15度を越えれば半袖短パンで街を闊歩する輩のいる国ではあるんですけど、個人的に20度を目安に生きてるのであともうひと声!って陽気が続いております。
そんなお天気の中、牛乳といちご味の歯磨き粉を買いに町まで散歩がてら出かけてきました。

お昼休みの時間帯だったので、公園では高校生がお友達と楽しげにランチをしてたり、カップルさんがいちゃこいてたり、お年寄りが日向ぼっこしてたり。
平和な風景です。
そんな平和に加速をかけるように、美人な猫さんがとあるお宅のガレージ横で虫を追いかけてました。

シャッターチャーンス!ってことで携帯を取り出してこれを撮影してたのですが、このガレージの持ち主さんがカメラを持ってる私をみて「Do you want to take a photo?(写真撮りたいの?)」ってすっごいいい笑顔で話しかけてきました。

実は持ち主さん、画面の左側でご自身のクラシックカーのお手入れをなさってたんですよ。
多分私が彼の車に興味があると思い込んでたんでしょうね…
私がカメラを向けている方向を確認して「Oh... a cat...(あ、猫ね…)」としょんぼりしながら振り返っちゃったので、なんか、申し訳なかったです。
ご自慢の車なんでしょうけど、私は車よりも猫の方が…うん。

そんな道草を食いながらスーパーまでやってきました。

スーパーの入り口付近では、里子のための募金活動だったり、盲導犬育成、自然環境保護、などなどの募金活動や啓蒙のためにテーブルを出して団体の人がお客さんに声をかけて活動内容を説明したり寄付のお願いなんかをしてることがよくあります。
この日もなんかの団体の人が座ってたのですが、声のかけ方が、通常であれば「Hi」とか「Hello!」で始まって「Do you know about ◯◯?」だったり「Can I interest you in ◯◯?」って感じで自分たちの活動がなんであるかを伝えて足を止めてもらうようにしてるんですけど、この日の人はすごかった。

「Dementia〜? Alzhimer〜?」

この二つの単語を、まるで大根とかキャベツの特売を知らせるようなトーンで繰り返すだけ…
申し訳ないけど、その言い方だとボランティアで活動してるというよりは罰ゲームでやらされてるっぽいから誰も足を止めてくれないと思うの。
ボランティアの人って、それぞれ情熱を持って活動してる人って印象だったんですけど、私の認識もまだまだ甘かったみたいですね。

↓幸せなら別にいいじゃん?↓