英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

週末旅行1

ハーフタームも終わりにさしかかり、オットが1日お休みをとって2泊3日で週末旅行を敢行しました。
子供たちが、短期間ならPremier Innで凌げる年齢になってくれたので…

行き先は、どうしてそうなったのか言い出しっぺのオット自身もよくわかってないのですが、Glastonburyです。
ロックフェスで有名なあの街、ですが、フェスは6月末の予定で今の時期は出演者が発表され始めるくらいでまだ盛り上がりは見せてないだろうという安心感もあり、「グラストンに行ったことあるんだぜ!フェスじゃなくて街の方にね!」とネタにできるだろうと。

渋滞にハマったり牧場でアイスを食べたりの寄り道をして、街に着いたのは夕方の5時過ぎだったのでお店はもうあらかた閉店しちゃってましたが、おチャクラ全開な雰囲気は閉店してても見て取れるようなラインナップ…
歩いてる人のファッションも、ヒッピー以外何者でもないよねって感じでした。
普通の人もいたけどさ。
いやまあ、治安が悪そうとかいう意味ではなくて、むしろみんな世界平和を願ってるだろうバイブスに溢れてる、そんな印象。

ひとまずパブで早めの夕飯を取り、向かった先はアーサー王伝説のある Glastonbury Torという史跡です。
なんか、お墓があるだかなんだかかんだか…しかもレイ・ライン上にこの史跡があってどうたらこうたら。

うん。
まあ、そんな感じでなんともスピリチュアルな場所でして、そうなると丘のふもとにはヒッピーの皆様が地べたに座ってギターをかき鳴らしながら狭い道路を占領。
アイドルの出待ちか?ってくらい自分たちの世界に入り込んでらっしゃいましたよ。
頑張って丘の頂上にある塔に辿り着いてみると、カップルさんたちが一定間隔を保ちつつ夕日を眺めてたり、塔の中では座禅を組んで瞑想をする若い娘さんと、その正面でディジュリドゥ?でしたっけ?アボリジニの長い木筒の楽器を吹いてるお兄さんがいて、景色だけじゃなく音までなんだかスピリチュアル…

お兄さんはあのでっかい楽器を抱えてこの坂道を登ったのね、と感心しきりです。
とは言っても、一応階段がぐるっと巡らせてあるのでこの急斜面をよじ登っていくわけじゃなかったんですけど。

ちなみに、土日の昼間には遠くからでも結構な人数がこの丘に登ってるのが見て取れて、金曜の夜ってのはなかなか穴場な時間だということが後から判明しました。
我々が行ったのは夜7時、日没まで2時間くらいの時刻で、丘の周囲には20人くらいしかいなかったですから、急斜面にへばりついてる狭い階段の上り下りも無理なくこなせました。
下の子はちょっと怖がってましたけど。
もし行くならそれくらいの時間がおすすめかも。

↓この花がよく似合う街…↓

急斜面にうんざりしますが、5分ほどで登頂できる小さな丘です。