英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

アフリカで呪われた話1

以前に「書く」と言ったからには今回書きます、オットと私のアフリカンホリデー話です。

行ったのはガンビア共和国という元イギリス領だった国で、セネガルに囲まれている西アフリカのちっちゃい国です。

地図で見るとセネガルが人の横顔で、ガンビアセネガルが開けている口のような見ためです。

なんでここにしたかって言うと、まず英語が公用語であることと、直行便があると言うただそれだけの理由でした。

日本人は観光ビザを事前に取得していかないとダメだったんですが、国土が小さすぎて在英ガンビア大使館はセネガル大使館に間借りしていて、ものすごくゆるい感じであっさり取得できました。

アフリカ大自然体験というよりはリゾートでだらだらするのが目的だったのでFull Boardでホテルから出ないつもりでいたのですが、オットがバーの人となんだか仲良くなっちゃって、その青年が大学で観光を学んでいて、叔父がタクシー運転手だからタクシー代だけで無料ガイドをするよ、とオファーしてきました。

正直、ホテルの外には出たくなかったんですが、暇といえば暇だったのでついていくことにしました。

叔父さんのタクシーは30年くらい前のベンツでクーラーは当然なく、窓は閉まらないし走行距離メーターは振り切れちゃってるし燃料計もゼロのまま、という車でしたが、そこはさすがベンツさん、悪路でもまだまだ現役で走っていました。

バーのお兄さんに、ガンビアにいる日本人は多分大使館の人だけ、というくらい日本人は珍しいと言われてしまいました。

最初に連れていかれた市場では、お魚もお肉もどちゃっと道端で売られていて、その隣に何故か女性用下着が山積みされて、奥様方が買うともなしにおしゃべりに興じていました。

その傍らで駆け回る子供達に、ものっすごいキレイな瞳で好奇心を剥き出しにして囲まれて質問責めに会いましたが、この辺はお兄さんの情報で想定の範囲内だったので笑顔で交わし、小一時間歩き回ってから次の場所へ移動しました。

移動先はクラフト・マーケットで、まあ、言っちゃえばお土産屋さん街でした。

よくあるガイドがキックバックを取るスタイルではなく、あくまで観光資源に乏しいところなので見せるところがコレくらいなんだろうと丸わかりで、とりあえず全部手作りってことらしいので見て回りました。

その中に金属を加工してアクセサリーを作っている人がいたのでちょっと立ち止まると、お店の人が早速寄ってきてセールストークを開始しました。

全部純銀製品で、そこで加工しているのは私の兄です、みたいなことをニコニコ話しているのですが、どう見ても銀じゃないし持ってみたら軽すぎるし…

ネタで買うには微妙なデザインだし、金属アレ持ちの私は謎の金属を身につけるわけにもいかないのでお断りして立ち去ろうとするも、絶対に逃さんとばかりに笑顔で退路を塞がれてしまいます。

さて、このピンチをどう脱出するのかは明日へ続く……

 

ナミブ砂漠でこの瞬間もエンドレス再生されてるだろう曲↓