英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

アフリカで呪われた話2

昨日の続きです。

 

お土産屋さんのおじちゃんに退路を塞がれて困り果てていた私ですが、オットがちょっと遠くから「もう帰るよ〜」と声をかけてくれました。

渡りに船ということでおじちゃんに「じゃあね!」と笑顔でサヨナラしたのですが、おじちゃんはさっきの恵比寿顔から一変して苦虫を噛み潰した顔になり

「Bad luck for you. You will regret this.(不幸になれ、このことを後悔するぞ)」

と静かに呪詛の言葉を投げてきました。

あらヤダ怖いわぁ、なーんてこれっぽっちも思わずにスタコラ逃げた私ですが、その後ホテルに帰ってまず最初に見つけたのがバスルームの天井からの水漏れです。

シャワーの辺りだったので、特に私の荷物に被害があったとか設備がダメになったとかもなく、フロントに連絡したらすぐに直してもらえました。

そして翌朝、謎の体調不良に襲われ微熱が続き、ご飯は食べられないし、出したくても出すもんもないし、最終日だというのにひたすら部屋に閉じこもってました。

翌日はなんとか熱も下がり帰路に着き、ガトウィック空港に到着したのはほぼ最終便の時間で、要は真夜中です。

空港の駐車場に止めてあったウチの車に荷物を詰め込み、運転はオットがしてくれたので私は助手席でボケーっとしておりました。

M25という高速に乗ったところで、進行方向ちょっと先の橋の上から何か白いものが落ちてきたのが見えた気がしました。

どんどん近づいて見ると、それはどう見ても人間、正しく描写すると「人間だったもの」という様相で…

路肩に止めて警察に通報するか?となったのですが、もうすでに何台か車が止まって人が出てきていたのでお任せすることにしました。夜中とは言っても、高速脇で人だかりを作るわけにもいかないですし。

あともうちょっと速度が出ていたら恐らくウチの車に直撃してきたであろうタイミングで、こりゃもうおっちゃんの呪いだと確信し、家に着いてなんの説明もしなかったのでオットに不審がられながらも塩を振ってもらってから入りましたもん。

これを最後に普通の生活に戻ったのですが、アフリカって半端ないと骨身に滲みました。

尚、ガンビア自体はとってもいい国だったので、そこは誤解のないようにお願いします。

子供たちは元気で純粋でかわいいし、ガンビア大使館(領事館?)の職員さんもいい人でただのビザ申請者の私にビスケットとお茶を勧めてくれたし、ホテルの従業員さんたちもフレンドリーだったし、客室清掃のおばちゃんに至っては、体調悪いって言ったら「少しは食べなさい」ってフルーツ持ってきてくれてその優しさに泣きそうになったし、ホテル自体も広くて清潔でバオバブの木がたくさんある庭にはイグアナやら謎の鳥がいたりして、本当にいいところでしたよ。

 

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