英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

春よ、こい。

ここ数日なんだかちょっぴり温かい日が続いているイギリスです。

昨日は南風が強く午後から雨ということで、晴れている午前中にちょっと用を足しに町に行ったのですが、春だと勘違いしたミミズさんが舗装されている歩道にわんさか出てきていて、遠い昔に読んだスケバン刑事の「サキが入った少年院の懲罰房」のエピソードを思い出して身震いしてしまいました。

あれのせいでミミズ嫌いになったんだよなぁ…

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春と勘違いして咲いちゃったご近所のサクラ系の木

春といえば去年の話ですが、上の子を学校に送ってから、天気がいいので下の子と小川沿いを歩こうと思っていつものルートとは違う道で帰宅しようと路地に入ったら、後ろから「ぴよぴよ、ガーガー、ぴよぴよ、ガーガー」と音が近づいてきました。

何だ?と思って振り返ると、それぞれ靴箱を持ったティーンエイジの娘さん二人と、ガーガー何かを切実に訴えている鴨を足元にまとわりつかせているお母さんという謎のご一行様がいました。

ピヨピヨ賑やかに鳴いている箱をついガン見しちゃってた私の顔に思いっきり「???」って出てたんでしょうけど、お母さんらしき人が言い訳っぽく「去年からこの鴨がうちの庭に卵を生みに来るようになっちゃって、今年も来て雛が孵ったから小川に離しにきたのよ」と説明してくれました。

靴箱の中には鴨の雛が入っていて、それをお母さん鴨が追いかけてきたという構図だったようです。

町の教会には用水路をちょっと仕切って作った池があって鴨やガチョウの憩いの場になってるんですが、そこだと雛が隠れる場所が少ないから、茂みが多くて水に出入りするのに傾斜のあるこっちの小川に連れてきた、とおっしゃってました。

目撃者は私の他にも初老の女性がいたのですが、彼女はすっかりこの鴨さんたちに魅せられたようで「あらー、じゃあ私これからこっちにもパンくず持ってくるようにしなきゃ!」なんてウキウキしてらっしゃいました。

鴨さんは今年もあのご一家のおうちに卵を生みに行ってるのかなぁ?

他所のお宅のことだからほのぼのできますけど、うちの庭でやられたら気が気じゃないだろうなぁ。

キツネとかラットとかご近所の猫なんかがうちの庭に勝手に入り込んでますから、鴨が安心して子育てできる環境じゃないですもん。

↓トラウマ必須↓