英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

サンコンさんかよッ!

朝のお見送りの時間に、子供同士が仲のいいお母さんと立ち話をしました。

クリスマス休暇はどうだった?って軽い質問のつもりで聞いたのですが、ご親戚が亡くなられて大変だったという予想外の回答がきて、談笑するつもりがちょっとしんみりしてしまいましたが、亡くなられた方はだいぶ高齢だったようで、親族一同覚悟してたから、みたいにフォローが入ったので助かりました。

おかげさまでというか運のいいことにというか、私はまだイギリスでお葬式に参列したことがありません。

以前の同僚の親御さんのお葬式話とかはちらほら聞いてるのでそれっぽい知識はありますが、ドレスコードだのマナーだの堅苦しいことは最近はあんまり言わない傾向にあるようです。

ある方のお葬式は「暗いのは嫌だから明るい服で参列して」という故人の遺志を参列者に伝えたところ、人が集まった会場はさながらガーデンパーティのような感じになってたそうで、色があるとやっぱりそれなりにテンションも上がるのか、故人を偲ぶ話にも笑顔がたくさん出てきていいお式だったと教えてもらいました。

そういえばお葬式じゃないですけど、イギリスに来る前に私の祖父の法要がありまして、オットも参列した時の話を思い出しました。

オットは日本のお寺での行事には当然人生初での参加だったので、右も左も分からない状態でとにかく神妙な顔で座ってました。

読経が始まって、それに伴いお焼香も始まったのですが、祭壇に向かってお焼香をしている人の背中しか見えない状態で、観察しようにも何もわからないと小声で隣に座る私に助けを求めてきました。

大人だけど外国人だから私と一緒にお焼香に上がって、私がやってることを真似すればいいから、と答え、二人でお焼香にあがりました。

昔、サンコンさんがテレビで「祭壇で何か食べてる」と勘違いしてお香を食べようとした(食べた?)って話をしていましたが、オットはお香の方でなく、香炉の灰に指を突っ込もうとして、それが熱を持っていることに気がついて慌てて手を引っ込めてキョロキョロしはじめ、ようやく私が横でやっていることに気がついてマネをして、何とかお焼香の体裁を作って着席するべく振り返ると、親族の半分以上が下を向いて肩を震わせ笑いを堪えている姿が目に入り、おちゃらけが大好きな大叔父はキラキラといい笑顔で両手サムズアップしてるし。

お焼香って、他所の宗派は知らないですが、お香が右で香炉が左じゃないですか。オットは左利きなので自然の流れで利き腕の方からやろうとして失敗しちゃっただけだもん!って言い張ってました。はい。

↓参考にしちゃいけないヤツ↓