英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

マイナーな治療は切り捨てられる現実

 昨日の記事に関連してNHS話をちょっと広げてみたいと思います。

ご存知のとおりイギリスの公的な病院は診察料も手術費も入院費も無料です。

お金がかかるのは処方箋と歯科治療だけだと思っておけばほぼ間違い無いです。

ただし、この「無料」ってのを維持していくのが年々大変になってきてて、きっと日本でもBrexit関連だったりイギリス総選挙だったりのニュースでちょっとくらい話題になってるんじゃなかろうかと思います。

経費をできるだけ抑えるために、前にも書きましたが出産の際の入院はほぼ一泊ですし、昨日の記事にもありますが、マイナーな検査用の高価な機材を置いてないので私立病院と提携してそちらに患者をまわすなんてことも行われています。

命に別状がなさそうなものはまるっと削っちゃったりしてるわけです。

まあ仕方ないよねなんて深く考えずにいたある日、私の右手小指にイボができました。

大量に汚される乳児服の手洗いとか、日々の水仕事とか、まあそんなんでアカギレができていたところに菌が入り込んじゃったんでしょうね。

ひとまずこちらのオロナイン的な塗り薬である「Sudocream(スドクリーム)」を塗ってごまかしていたんですが、気がついたら右手中指に飛び火しました。

こりゃどうにかしないとな、なんてようやく重い腰を上げてGPに予約を入れて待ってる間に右手人差し指にも暖簾わけ。

ようやく会えたお医者さんに「切除してくださーい」とお願いしたのですが「今それもうNHSでやってないから私立の美容クリニックに行って」と言われてしまいました。

「一応お薬出しときますね〜」と処方箋をくれたのですが、薬局で出てきたのはイボコロリの強力版で、皮膚を焼いてただひたすら痛いだけでイボは治らず、かといって初診料でいくらふんだくられるのかわからない美容クリニックに行くのは…と二の足を踏んでいました。

ネットでいろんな情報をかき集めていたら「ティーツリーオイルが効く」という記事を何個か見つけて、それなら私の吹き出物対策用のがうちにあるしダメもとで試してみるか、とお風呂上がりに塗ってみること2週間でイボが小型化し始めました。

それからさらに1ヶ月ほど続けていたら、イボはすっかり消滅して以前のようにただ手荒れしてるだけの状態に戻りました。

ブログを始める前の出来事で、ビフォーアフターの写真を撮っていないのが悔やまれますが、信じるか信じないかはアナタ次第です。(Mr. 都市伝説)

↓コレが一番近いかな↓

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我が家のお助け隊。Sudocreamは子供のおむつかぶれに。

おまけ ☆ ティーツリーを試す前に、日本からヨクイニンの錠剤を持って帰ってきて2ヶ月ほど飲んでたのですが、お肌は前よりすべすべになりましたが、イボはまったくもって微動だにしませんでした。まあ、増えなかったのはヨクイニンのおかげかもしれませんが。