英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

愛があれば大丈夫、たぶん。

うららかな日差しで気温も15度を超えて、イギリス人だったら公園やらパブのガーデン席でサングラスをかけて、なんならもうTシャツ短パンの人が現れるくらい全力で春を楽しむ状況なのですが、残念ながらご存知の通りそれも叶わない土曜日。

ちょっとした抵抗?で、私がスーパーで食料の買い出しをしている間にオットが子供たちを連れて周辺をドライブするというプランで凌ぎました。

行ったのは隣町のTescoだったんですが、入店規制の列に並んで10分ほどで店内に入ったら矢印シールが床に貼られていて「一方通行システム」になってました。

これなら確かに客同士の距離も保てるしいいかも。

あっちに行くなら、と考えつつ通路をグルグル回って歩くのは正直ちょっと疲れちゃいましたが、みんなが安全に過ごすには必要な「ムダ」なんじゃないかと思いながらヘアケア商品の通路を歩いていたら、おじさんがしゃがみこんで誰かに電話をしていました。

他のスーパー同様「各家族大人は1人、同伴の子供はそのままOK」の入店制限になっていたので、おそらく家族代表でこの男性が入店して買い物をしているんでしょうね。

近くまで差し掛かったら話している内容が聞き取れたのですが、やっているのは女性用ヘアカラーのブランド名と品名及びカラー番号をひたすら読み上げるという作業。(おそらく)奥様と電話をしつつ、彼女がどの商品が欲しいのか確認しているんでしょうけれども、それをやっている男性の頭部は春の日差しを反射できるほどの「不毛」地帯…

いやぁ…各家庭いろんな事情があって、きっと買い物に出られるのがこの男性だけだったのかもしれませんが、自分のヘアカラーは自分で買いに行った方が間違いも起きないし、なにより明らかに頭髪と縁のない人に頭髪商品の前に座り込ませて、さらには商品名を読み上げさせるという苦行を強いるのはどうなんですかね?

いや、これが彼らの愛のカタチなのかもしれないから…他人の私がどうこういうことではないので、見えない&聞こえないフリで素早くその場を立ち去りました。

おじちゃんがんばれ!

↓月がキレイですね(By夏目漱石)↓

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通学路のお花たち。子供たちに摘まれないから今までにみたことのない数が咲き誇ってます。