英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

グミはお肌に良いらしい。食べすぎたら太るけど。

先日の「コラーゲン」からの連想で思い出したお話です。

勤めていた頃、私の席はマネージャーたちの一角にありました。まあ、個人情報を取り扱うのであまり人がよってこない場所ってことでそんな位置で、普段はあまり私の事務所には来ない重役クラスがたまに顔を出すとちょっとやりづらい配置でした。

普段は同じ部署のおばさまとかしましくおしゃべりできる環境が、さすがに重役がいると、ねぇ?ってことで大人しめにしなきゃいけなかったので。

で、普段はマネージャーも巻き込んだりして無駄話に花が咲くなんてこともしょっちゅうだったんですが、営業部のマネージャーの一人が「The!営業!」というくらい立て板に水状態でスラスラ無駄話が出てくる人で、この人が事務所にいるとその日はかなり楽しくお仕事ができて、私の上司もご機嫌さんでありがたい存在でした。

このMr営業は家族が大好きな人で、何かにつけてプレゼントを買ったり、ご家族から電話が来たり、そしてそれをネタにみんなとお話をしてくれる人でした。
ある日も彼宛の小包が届き、いそいそと箱を開けて中身の確認をしてとても満足そうにしていました。
手元を見るとHARIBO(グミキャンディの代名詞ってくらい有名なメーカーですね)の巨大バケツがあり、同僚のおばさまが「それどうするの?またなんか家族のパーティ?」なんて声をかけました。
すると、彼にしては珍しく真面目っぽい顔で「ほら、僕のお母さん、学校の先生でしょ?今年のクラスに豚がダメな宗教の子が入ってきて、いつもは普通のHARIBOを学期末のご褒美にしてたんだけど今回どうしようか悩んでたから、植物由来のやつを見つけて買ってみたんだ」なんて答えてました。

おばさまは「なるほどね〜」なんて言ってますが、なんでHARIBOと宗教が関係あるのかパズルが繋がらなかったのでそのまま「なんで?」と質問しました。
Mr営業から「いや、ほら、普通のはゼラチン使ってるからさ」と言われてようやく合点が行きました。

そして、うちの子は当時ナーサリーに通っていたのですが、お誕生日には親がケーキやお菓子を持ってきて帰りに配ってもらうようなシステムになっていて、うちの子のお誕生日が近かったので特に何も考えず「HARIBOのバラエティーパックでも買えばいいかな」なんて思っていたのですが、別のものも用意したほうがいいということに気がついた次第です。
園が親の許可なしにお菓子を与えることはないですのでダメなものは親が止めるでしょうけど、目の前にお菓子があるのに自分はダメってのは子供には酷ですからねぇ。

↓欲張りなグミですことッ↓

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関係ないシリーズ。街の草ボウリング場。イギリス版ゲートボールみたいな感じで普段ならこの時期お年寄りがこぞってゲームしてるのに現在は閑古鳥…芝生の手入れは一応きちんとされてました。