英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

うわっ恥ずかしっ!

以前、スーパーで見かけた変なものってことで「Kombucha」ってのをネタにしたことがあります。

yomeintheuk.info


ラズベリー味だのパッションフルーツ味だの、果てはコーラ味だのの「昆布茶」だなんて怖いもの見たさで試したいような、お金がもったいないような、みたいな書き方をしたのですが、よくよく調べてみたら、確かに日本でも馴染みのあるものではあったのですが昆布はまるで関係なくて、その正体は…

紅茶キノコ

でした…どひゃ〜!
憶測で物を言う前に調べなさい!と言う典型的な教訓ですね。

って言ってもね?
紅茶キノコ自体も、存在は知っているものの試したことはないんですよ。
体にはいいのかもしれないですけど、正直、なんだか怪しげな商法で売られていることが多いじゃないですか。
しかも同じキノコ汁なら干し椎茸の戻し汁でいいじゃないか、とか思ったり、ねぇ?

小学校低学年の頃、同じクラスの男の子のお母さんが「自分の子は息子ばかり3人だけどホントは女の子が欲しかった」とかよく言ってて、末っ子のクラスメイトくんと遊んでいると何かにつけておやつをくれたり、なんか「自分の娘にあげるのが夢だったの」とか言って手作りのぬいぐるみやら手編みのレースの手袋なんかをくれたりしてて、そのエスカレートっぷりに幼い頃の私も警戒心が頭をもたげてきてあまりクラスメイトくんの家では遊ばなくなったんですが…

ある日そのお母さんが下校途中の私を呼び止めて「これね、体にいいからご家族でどうかなって思って」なんてニコニコしながらちいさめの紙袋を手渡してきまして。
その日は水泳教室の日だったので遊んでいけというお誘いを断って、家に帰って袋を母に渡してそのまま水泳に行って、紙袋のことはすっかり忘れ去ってました。

月日は流れ、進級してクラスメイトくんとは「元クラスメイト」になり、学年が上がれば自然と男の子と遊ぶこともなくなるわけですっかり彼のことすら忘れていたのですが、まもなく高校生になるある日、駅で彼を遠くから見かけて紙袋のことも思い出し、その日家に帰ってから母に中身がなんだったのか聞いてみました。

そう。
ご想像の通り紅茶キノコだったらしいんですよ。
試供品とパンフレットが入っていたらしく、母としては今後のお付き合いをどうしたらいいのか悩んだらしいですが、その後クラスが別れたのでこちらには特に影響はなかったのでいいけど、引き続き同じクラスになっちゃった子の親御さん達にはアプローチが続いてた、という薄ら寒い思い出話がフラッシュバックしましたが、それと比べると私が発見したKombuchaはポップで明るいパッケージ。
…でもやっぱり試すには二の足を踏んでしまう…

↓遊びに行くと手作りおやつと一緒にいつもコレを出してくれた…↓

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これを見るたびにKくんを思い出すことになるのね…