英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

定義づけはとても大事

12月2日水曜日、ロックダウン第2弾がひとまず終了したので、子供らが学校に行っている間にクリスマスの靴下に入れるプレゼント(Stocking Filler:細々したプレゼント)を買いに商店街まで出かけてきました。
町の広場(Town square)では、クリスマス・マーケットを開く準備をしていて、私と同じように慌ただしく細々とした買い物を足早に済ませる人でロックダウン前よりは少なくても、ロックダウン中よりはかなり賑わっていました。

しかしロックダウン解除と言っても全面的に解除になったわけではなくて、3段階評価で地域ごとに規制するルールは生きていて、イングランドのほとんどの地域はうちの町もそうですがTier2で、室内でよその世帯と会ってはいけないとか、スポーツ観戦は2000人を上限とし、かつ、会場の収容人数の50%までの観客にとどめること、みたいに細々としたルールがあります。

その中で物議を醸したのがパブの営業時間と営業内容についてです。

Tier1であれば「着席でのサービス提供のみで22時ラストオーダー、23時閉店」と、比較的わかりやすいのですが、Tier2では「”Substantial meal”と一緒でないとアルコールの提供はできない」となってまして、この”Substantial meal”とはなんぞや?ってことでスコッチエッグが槍玉に上がったみたいです。
Substantial mealは直訳すれば「実質的な食事」ですが、スコッチエッグってのはもともと「軽食・おやつ・おつまみ」みたいな扱いでしたからね。

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紆余曲折があって「単体ではなくて、別の食材と一緒にお皿に乗っけて盛り付ければ”食事”と言ってもいい」ということでとりあえずオチたみたいですが、なんだかとっても「イギリスらしい」議論だなぁ、と、しみじみしてしまいました。
VAT(付加価値税)の課税対象になるのかならないのか、ということでJaffa Cakesがケーキなのかビスケットなのかで大揉めした歴史もありますし、イギリス人にとっては大事なことみたいです。

そこまでしてスコッチエッグにこだわらなくても別の物を頼めばいいだけじゃん、とも思ってしまうワタシ…
大体、”Substantial meal”なんて言葉を覚えても普通の会話で使う機会なんてないし。
ねぇ?

↓結果は「ケーキ」ということでマクビティーさんはVAT非課税を勝ち取ってます↓