英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

謎の読み聞かせチョイス

ちょっと消化不良な出来事が…
子供のオンライン授業を小耳に挟んでしまったんですけどね。
途中だけしか聞けなかったのと、子供に説明を求めてもなんか要領を得ないので…なんだったんだろう、と。

いわゆる「終わりの会」みたいな授業終了前の15分間で先生が本を読んでくれるっていう時間だったんですが、子供の部屋の前を通ったらドアが開いてて子供もヘッドホンをしてなかったので先生の読んでいる声が聞こえたんですよ。
その内容ってのが

「お父さんが事故にあって入院。僕は毎日お見舞いに行ったけど、お母さんのお見舞いの頻度が徐々に減っていき、お父さんの義足も馴染んで退院となった日、お母さんは病院に来なくてお父さんと二人で家に帰ったらキッチンに置き手紙があって”I'm sorry”とだけ書かれてた。お父さんは”彼女はもっと大きな家に小さな男と住むために引っ越していったんだ”と悲しそうに言ったので二人で抱き合って涙が枯れるまで泣いた。その後お母さんが僕の誕生日を忘れるごとに、僕も彼女のことを忘れていった。」

待て待て待て。
小学校3年生になんの意図があってこんな濃い内容の本を読み聞かせしてるんだい?
最後の1行なんかすっごい文学的だけど…そんな悲しいこと3年生に読み聞かせてどうすんの?

あれかな?道徳の時間みたいな感じなのかな?
しかし、イギリスでの道徳の時間ってのは「宗教の時間」に集約されてると思ってたし…
学校のお友達には離婚家庭も多い、っていうよりもはや当たり前なわけでそれぞれ事情があるんだって教えてるのかしら?
そうは言っても「オトモダチのおうちの事情」ってのが”お母さんがオトコ作って出てった”可能性があるというのは知らなくてもいいことなんじゃなかろうか…
いや、中途半端にしか聞いてないから実は続きがあって誤解なのかもしれないけどさぁ。
誤解するように書かれてる感じだし、子供に色々ツッコんだ質問をされた時の心構えができてないから、やること自体に反対はしないからできればそういうことは早めに言っといて欲しいな、と。
でないといつものように、ちゃらんぽらんなホラ吹き母さんになるしかないじゃん…
この後「実はお父さんのDVが酷くて外に助けを求めたお母さん」とかいう流れになったら、それはそれで昼ドラっぽくて気まずいし…ねぇ?

オットにその話をしたら「何それ?先生の半生を語ってるの?」なんて冗談で返されたのですが、そういえば中学の時に産休カバーで来た音楽臨時教師が授業中に自分の家庭の事情を泣きながら弾き語りをして、立たされたまま聞かされてた女子数名が貧血で倒れて机に頭打ってちょっとした騒ぎになり、その後は教頭が彼女の授業中ずっと教室の後ろに座ってた、なんて思い出が蘇りました。

旦那が女作って逃げて、大学生の息子がいてくれなかったら自殺してたかも、なんて中三の子供に涙ながらに語られても…誰も同情してくれないし、子供に同情されて嬉しいのか?ってね。

↓弾き語りした楽曲はコレでした…麗しのソレント〜♪↓