英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

運動会

上の子の学校で運動会がありました。
19日からロックダウンが全面解除になる予定のイングランドですが、まだその日じゃないので保護者の見学はお断りされちゃいましたけど。

低学年用の小学校での運動会は競い合うことはなく、校庭をいくつかのスペースに区切ってそれぞれ違うアクティビティが用意されてて、制限時間内にそれをこなして、時間が来たら次のアクティビティに移動するという、ゆる〜いサーキットトレーニングのようなものを延々と見せられてたんですが、高学年用の小学校では学年混合の4チームに分かれて競い合うスタイルだってことでちょっとだけ楽しみにしてたんですけどね。

うちの子はリレーと徒競走と縄跳びに出るって言ってましたが、あんまり走るのは早くないので大丈夫なんだろうか?と、ちょっと心配にもなってまして、もし犬でも飼ってれば「散歩です!」とか言い張って学校前をうろうろしてみたかったんですが、それも叶わず。
発想がモンスターペアレントですねぇ、私。

でもお迎えに行ったらものっすごい笑顔でシャツに貼られた2枚のシールを見せびらかしてきまして、リレーで2位、徒競走で4位だったと自慢げに語ってくれました。
私の心配とは真逆の結果を出したようで、いい意味で裏切られたのでちょっと嬉しかったです。
周りを見渡してみると、思ったような結果が出せなかった数名が親御さんの顔を見た途端に泣き出しちゃったりしてて、初めての「競争」だし、まだ3年生だとそんなもんなんだなぁ、と、かわいそうだけど可愛いというか。

よくよく話を聞いてみるとどの競技に出るかは自選だそうで、くじ引きとか他薦ではないので来年どの競技に出場するかを今から考えるって親御さんと作戦会議をしながら帰路についている子もいたりしてちょっと面白かったですし。

以前人事部で働いていて、そりゃもう文字通り山のような求人応募に添えられたカバーレターを読んできてて、己の特性を10倍増しで書き連ねている内容にうんざりしてたんですが、運動会の出場競技を厳選して自選で枠に入り込むという作業を3年生からやってれば、そりゃあの内容もスラスラ書けるでしょうよ、なんてひねくれたことを思ってしまいましたが、あながち当たらずとも遠からずな着眼点だと思いません?

「I am passionate about EXCEL(エクセルに情熱を注いでいます)」なんて恥ずかしげもなく書けるのはきっとそんな教育を受けてきたからなのかな、と。
マクロを書きながら頬を紅潮させてるおっさんを想像したらドン引きしますけどね…

↓私はこのレベルですが↓