英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

入院体験記2

手術当日の病院にて。

受付が3rd floor(4階)だと警備員さんに言われ、教えられたエレベーターで向かうも、降りたらすぐにインターホンのついたドアがあり、鳴らしても誰も出てこなくて10分くらい待ちぼうけ。
どうにもできないのでドアの前で途方に暮れていたら、出勤してきた看護師さんに「あれ?今日手術の人?着いてきて〜」とあっさり中に入れてもらい、歓談室で待つように言われ、そこからさらに30分以上待ちぼうけ。
結局8時くらいになってようやく診察室っぽい場所に通されて最後の問診とか手首にタグをつけられたりとかの入院手続きが始まり、ベッドに案内されたのは9時ちょいすぎくらい。

でもそこからが早くて、手術用のガウンに着替えさせられ、ベッドに寝かされたまま手術室へ移動。
前室でカテーテルを入れられたりなんだり。
最初は脊椎麻酔?ってんですか?脊椎に針を入れてそこから麻酔を点滴するって話だったんですけど、なんか3回やってもうまく針が入らなかったってんで”別の方法”とやらに切り替えると言われた直後に意識がスコンと飛びました。
結構痛いんだから、3回も頑張らずにすぐ切り替えてくれてもよかったのに…

次に気がついたら回復室に移動してて、点滴やら酸素チューブやらが着いてる状態。
痛みはこれと言って特になく、変な言い方ですけど普通の寝起きな感じでした。
「とりあえず終わったのね」と二度寝に入ろうとしたタイミングで看護師さんが気がついて「あ、起きたのね、気分はどう?」と話しかけてきました。
気持ち悪いとかそういうのはないですと答え、バイタルを取られて、ベッドの高さ調節、痛み止めの注入の方法とか尿道カテーテルが入ってるからベッドから出ないようにとかあれこれ指示を出されましたが、麻酔から覚めたばっかりの頭で全部覚えられないよ…

病室に移動してちょっとしたら先生が来て術後の報告があるからねと言われた後「それで、夕飯は何が食べたい?」と聞かれ、一瞬何を聞かれてるのかわからなくなりました。
手術が終わって目が覚めた次の瞬間に迫られる選択が夕飯のリクエスト…?
意味わかんね。
戸惑ってたら「じゃ、Mac'n cheeseでいい?」と言われたので「はい」とだけ答え、とにかく喉が渇いてたので水をくださいとお願いしたら病室の方に500mlペットでどかっと2本もってきてくれ、1本をその場で一気飲みした自分に驚きましたが、半日以上何も飲んでないんだからそりゃそうだよねと、今なら理解できます。

移動中に寝落ちしちゃってて病室で起こされ、執刀医が来てて「あれとこれとそれを切り取って、これといった問題もなく予定通り手術は終わって、傷口もしっかり塞ぎましたし現時点では順調です」と矢継ぎ早に型通りのご報告をいただきました。
明日また様子を見に来ますので、そこで次のステップについて話しましょう、と。

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きっとこれがあんまり痛みを感じなかった理由。モルヒネ。マジか。イメージ的には末期がんの鎮痛剤だったんだけど、割と気軽に使われてるのね…えらいこと効く。