英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

入院体験記5

三日目、バイタルチェック後に朝ごはんをいただいて、ベッドでうだうだしていてら外から爆音でヒップホップ系の音楽が。
面会時間よりだいぶ前だったのですが、メキシコのセレナーデのつもりで窓の下で音楽をかけて入院している愛しい女性に聞かせてるんだろうか?
愛を奏でるマリアッチなら情緒があるけど、重低音で攻撃的なサウンドの何言ってるかよくわからんラップってどうなんだろう?と思ってたら警備員が来たのか、口論してるような声が聞こえて音楽が止まり、めっちゃエンジンをふかして車が走り去る音がしました。
治安の悪さ、っていうよりは、どこまでも分かり合えない文化の違いって感じ…

この日はシャワーはナシね、と言われたのでベッドでスマホをいじったり寝たり、オットとテキストで話したりしてたらお昼の時間。

もうね、食事はこれが一番まともだと悟りました。
イギリスなんだから、サンドイッチとなんか果物を組み合わせれば死なない程度の栄養は摂れてるのよ、多分。知らんけど。

このサンドイッチをもそもそ食べてまたネットしたり昼寝したりで過ごしていたら、執刀医の先生がチームを引き連れて回診に来てくれました。
傷を確認して「なんだったら、家に持って帰る薬の準備が出来次第退院してもいいよ?今夜家族が迎えに来られるようにアレンジできる?」とびっくり発言。
言われたのは4時くらいで、不可能ってこともないけど、オットは子供たちを連れて遠出してるってことだったからあっちが今どこで何してるのかわかんないし、何より自分の体力的にどうだろう?と回答を躊躇してたらアシスタントさんから「ま、急ぐ必要はないから明日の朝ってことで手続きしましょうね」という助け舟が出ました。

そう。
下手したら私、三日で退院してたんですよ。
開腹手術後四日でも早いのに三日で追い出されるってのがNHSクオリティーです。
怖っ。

オットに早速「明日退院していいって言われた。10時ごろお迎えよろしく。」とテキストを入れたら子供たちの動画が返信されてきて「マミー?みんなでちゃんとおうち片付けておくからね?」だってさ。
ホントかね。

その後は様子を見にきてくれる看護師さんがそれぞれ「明日退院なんだってねー、よかったねー」と声をかけてくれるんですが、長居してるファミレスでちょくちょくお冷の確認や食器の片付けをされて暗に「はよ帰れ」って言われてるような気分になりました…
私がひねくれすぎてるのかもしれないけど。

ここで退院報告につながる感じです。
朝起きてカテーテルとか全部取られて、シャワー浴びて戻ってきたらベッドから叩き出される、という。
健康そのものならなんでもないことですが、結構ヒーコラ言いながらこの工程をこなした自分を褒めてあげようと思います。はい。

↓若い頃はコレだけでお昼ご飯、とか無茶してたなぁ↓