英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

教育熱心

上の子はJunior Schoolの最終学年、Year6です。
なので新年度早々、Secondary School学校見学会の予約受付が始まりまして、WhatsAppのママさんグループが色めき立っております。
どこの学校は何日の何時からサイト予約が始まる、とか、あっちの学校はどの分野が充実してるなどの情報が飛び交ってて、男子校の情報はスルーしてますが、それ以外の学校についての話は熟読したりして。
まあ、あくまで「噂レベル」だと思いながら参考程度にして、子供の希望を聞いたり、お友達とどんなこと話してるのか探ってみたりして、なんとなーくの進路は決めつつも、最終的には見学会に行って中の状況を確認しないとね。

噂によると、男子校の校舎はハリー・ポッターかってくらい歴史観溢れる建物だそうですが、男子校は関係ないからあくまで興味本位でWebサイトをのぞいてみたら、ハリー・ポッターというよりはお耽美なポーの一族で、でもそんなことママさんたちに言っても誰もわからないわね。
校舎はお耽美でも通ってる子たちは今時の若者なのでメルヘン感はない。

そんな状況の中、下の子のお迎えに行ったら、いつも話しかけてくれるインド人ママさんの旦那さんの方が慌ただしく校庭に入ってきました。
旦那さんとも気軽に雑談をする仲なので「夏休みどうでしたー?」と声をかけたら「いやぁ、6年生だから塾に入れたり学校選びに忙しくて奔走してたよ」と。
さすが教育熱心と名高いインド人。
でもうちの地域のSecondaryに入試はないから、私はてっきりGCSE(中卒認定試験みたいなやつ)を念頭に置いてるのかと思って、16歳なんてまだ先じゃーんと軽いコメントを返したら、悲しそうな顔で「この町の人たちは全然考えてないよね…うちは11-plusの受験でケント州の学校に行かせるつもりなんだ」だそうで。

11-plusは公立の中学校でも大学進学に特化した賢い子認定された児童のみが行くGrammar Schoolの入学試験です。
うちの町にはGrammar Schoolがなく、でも幸いなことにどのSecondaryも高評価だし進学率も高いので気にもしてませんでしたが、越境してまでGrammar Schoolを目指すってのはさすがとしか言いようがない…

もし合格したらお引越しするんだってさ。
そうなると寂しくなるけどがんばってね、としかコメントできませんでした。
Tくんは「The・昭和のダンスィ」な少年で結構お気に入りだったんだけどなぁ。
さみしいなぁ。

↓これもお耽美男子校↓