英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

日常のアレコレ

ポイントカードを持っているスーパーマーケットから「お願い」のメールが届きました。

各メーカーとも協力し、倉庫も拡張して在庫がなくならないよう随時努力をしておりますので、お客様におかれましては「いつも通りの量」をお買い上げ下さいますようお願い申し上げます、みたいな内容でした。

今更感満載な気がしないでもないですが、売り場で慌ただしく品出しをしている店員さんを見るとお店側も大変なんだなぁ、としみじみしてしまいます。

IceLandという冷凍食品専門のお店では、高齢者の方や障碍者の方が開店と同時に若い健常者と欲しい商品を競り合うと絶対負けるので、特別に通常の1時間前に開店して、彼らを優先するというサービスを開始するそうです。アイスランドの国の方は日本に行くのに2週間の自宅待機の要請が出ましたが、お店の方は粋な計らいで消費者に貢献。

スタートダッシュが違うし、いっぺんに買える量も少ないでしょうからいいことなんじゃないかとちょっと思いました。でもどんなことに対しても絶対文句が出てくでしょうから、一体何を言われるのかな?などとちょっと意地悪なことも思ったりして。

そして、上の子の習いごとのひとつが「しばらくキャンセルとなります」というお知らせメールも届きました。いつを目処に再開するという情報は一切書かれておらず、実質無期延期ですよ。

基本ボランティアベースだから、これで生計を立てている人がいないので即座に対応できたんでしょうけど、じわじわと外堀を埋められているような、なんとも言えない不安感が立ち込めてきています…

そんななか、お迎えに行っての帰り道、上の子が「ハッピーバースデーの歌を2回歌いながら手を洗うとちょうどいいって先生が言ってたよ」という有益情報を持って帰ってきました。「♪It's a last day to you〜♪Let’s wash and kill germs〜♪」(これがお前の最後の日だ、手を洗ってバイキンを殺そう)と、早くもだいぶ不穏な替え歌になっておりました。

子供たちが楽しく正しく手洗いできる工夫を先生方もしてらっしゃるんだと、クサクサしがちな最近の話題の中でもちょっとほんわか?したお話でした。

↓楽しく現実逃避!↓

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昨日はお肉の棚が空っぽでした。買いだめしても日持ちしないじゃん…

頭隠して尻隠さず。

週末にWaitroseに行きました。こちらも他のスーパーマーケットと同じような在庫状況ではありましたが、Waitroseブランドの食器用洗剤がちょうどいいサイズで安くて好きなので買いに行き、これはちゃんと陳列されてました。

店内を歩いていると、前の会社の同僚くんがいて声をかけてくれました。

久々なのでちょっと立ち話をして、みんなの近況とかを聞いたのですが、まあ、結局話はコロナになっちゃいましたけどね。でもみんな元気そうで良かったです。

話している最中、おもちゃ売り場にいた子供たちをオットが棚から引き離して戻ってきたのですが、同じタイミングで同僚くんのパートナーさんも現れました。

お互い紹介をしてごあいさつしたのですが、同僚くんが非常に申し訳なさそうに、私にだけこっそりと「黙っててごめんね、僕、実はゲイなんだ…」と。

勇気を振り絞って直接言ってくれたのはとっても嬉しいんですが、大丈夫、キミの入社面接の時に会議室に案内した時からわかってた。

隠しきれない「愛」が溢れ出てて、確認はしていないけどおそらく社員全員、キミがゲイなのはわかりすぎるくらいわかってて、でもそれと君の仕事の力量や人柄はまるで関係ないから安心して。っていうかキミ、私にとっては普通に「いいヤツ」だから。

などと、まったくバレていないつもりの本人にそんなこと言えないので「そうなんだ、教えてくれてありがとう」と当たり障りのない対応をして、それを聞いた同僚くんもどこかほっとした顔でまたちょっと立ち話をして別れました。イジメないってば。

個人的な友人で、女の私よりもフェミニンで、仕草も振ってくる話題も「男子」のかけらもないないくせに、まったく親バレしていないと豪語している子もいるんですよね。

うまく隠しきれていると思うその理由が知りたくなって聞いたことがあるのですが、まあ、親の場合は「うちの子に限って」というバイアスが働くみたいで、特に友人の親御さんはとても信心深いカトリックらしいので然もありなん、です。

この友人のように仲良しだったら「バレバレだし」と言えるのですが、元同僚くらいの距離感だとためらっちゃいますね〜、という、まあ、割とどうでもいいお話でした。

↓これを彼にそっと手渡したい

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隠れているつもりの上の子、当時2歳。

それでも非常事態宣言ではない!

オットの会社が明日から2週間全員在宅勤務となりました。

そしてイギリス政府が70歳以上の国民は出歩かないようにしましょう、というアドバイスを出しました。本決まりではないですが、決まったとしたら少なくとも4ヶ月間だそうです。

昨今の70歳ってまだ元気だし、うちの義父は70歳のお誕生日にバンジージャンプして大喜びだった部類なので堪えるだろうなぁ、と。

かなりの田舎で家の周りをうろうろしてもそんなに人に会わない、間違いなく会うのは牛と羊って感じですから犬の散歩くらいならできるでしょうけど、さすがに社交的な義父母でも牛と会話はできないですからねぇ。

義妹ちゃんが義実家の近くに住んでいるので、買い物だとかちょっと様子見なんていうのは彼女にお任せできるので助かります。まあ、自分らでできる体力も車もあるからやることなんてほとんどないとは思いますが、

義妹に任せっきりってどうなの?と思われるかもしれませんが、普段彼女が義父母に頼りまくっててGive and takeが成り立ってるので下手に手を出さないほうがいいかな、と。

これを書いている間にも、あっちこっちからニュース配信が早速あって「自己隔離中のお年寄りに対してできること」という記事が出ました。

みんな最初に心配することは一緒なんだな、と思いながら斜め読みしましたが、家族が会いに行くのは問題ないし、食料品の手配とかしてあげたりするのもいいでしょう、みたいに書いてありました。

とりあえず「隔離」というよりは、もっと穏やかに「出歩いてウィルスもらいたくないだろうからおうちで大人しくしててね」って感じみたいです。

民主国家だと中国のように一斉に外出禁止!にはできませんからねぇ、これからどんどん大変になってくんだろうなぁ…やだなぁ…

↓数年前のクリスマスに義実家にあげたのが役に立ちそう↓

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年末にトランプタワーで撮った写真の写真。イギリスからも渡航禁止になっちゃったし、行っといてよかった、のかしら?

世界の車窓から

ほ〜ら見たことか!フランス人も同じこと思ってるぞ

と、以前JRの人たちが旅行でヒースローにきているのを目撃した、ってネタでちょっと書いただけですが、やっぱり日本の鉄道技術というか運営方法は輸出するに値するんですよ。

例えば駅そのもの。駅前って日本の感覚だと「賑やか」とか「お店がある」とか思うでしょ?イギリスの場合は町の外れにあるんです。駐車場があって、駐輪場があって、キオスクがあって、以上!って感じです。

ここをちょいといじって、賃貸住宅にするなりオフィスや店舗にして貸し出すなりすれば、それだけで収益になって、判で押したように毎年やってる運賃の値上げも緩やかにできるでしょ?

値上げの理由が「設備投資」とか毎年言ってますけど、体感として電車の運行状況が良くなってるとは全く思えないですもん。「誰が電車のドアの開閉をするか」でストを起こすくらいですからね。

それもひとえに、運営会社とレールの管理、車体の管理、あれもこれもぜーんぶ別会社で利権が絡み合いすぎてるからいけないんでしょうけど、まずそれを一本化して、誰が責任を取るのか明確にしないと、責任をなすりつけ合うだけで何も解決しないままかと、なんて思ったんですが、そもそも全部別会社ってことは、JRの運営方法は通用しないかもしれない?

でもJRも関連会社を作ってそっちが運営してるわけだから…うーん…



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経営のことなんてなーんにもわからない私が手を出すネタじゃなかったですね★あはッ♪

ってことで投げ出して強制終了!!

↓前にチャリティーショップでコレを発見しました。買っとけば良かった…↓

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関係ないシリーズ。どういう基準での採用なのかわからないですが「世界の偉人」シリーズの児童書にブルース・リーがいたよ。

スーパーマーケット事情

じわじわと色んなものが棚から消えていってます…

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まずはパスタの棚です。

見ててお気づきでしょうか?ラザニアとかマカロニとか、ちょっと手を加えないといけない奴らはまだ売れ残ってます。茹で時間が長いやつもまだかろうじて残ってる感じですが、全粒粉のやつって舌触りがちょっと違うからそれで敬遠されてるのかなぁ?
私もあんまり全粒粉のやつは好きじゃないし。

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そしてちょっと意外だったのが小麦粉、と言うかパンを作るためのミックス粉も普段はそんなに売れてないくせに一掃されてます。

でも普通の薄力粉も強力粉も全然普通にあるので、本当に困ったとき用の保存食として買っていってるんだろうな、と。ゼロから作る気力はないぞ、と。
小麦粉があればとりあえず主食の方は水と混ぜてこねればどうにかできますからね。

こうやってじわじわ追い詰められていくことに…

↓おいしそう↓

結婚の決め手?

私、日本ではいじられキャラのB型です。

「これだからB型は(ため息)細かいことに気がつかなすぎよ〜」ってA型さんからよく言われてましたが、実は気になるコトのポイントがA型さんとズレてるだけで、ものっすごく気にしぃなところもあったりするんですよ、一応。

そんなB型の私と結婚したオットですが、実は血液型を自分でもわかっていません。

付き合い始めの頃、自分の血液型くらい知っておいた方がなんかの時に困らなくていいんじゃない?と言ったことがあるんですが、「なんかの時」には自分でも答えられないかもしれないし、それをきちんと確認するのが医者の仕事だろう、と返ってきました。イギリス人って割とそういう考えの人が多いみたいです。

それはともかく、おおらかとか大雑把とか言われがちなB型ですが、私は「他人とシェア」することができません。

一緒に鍋をつつくとかいうレベルの話じゃなくて、ホームステイとかシェアハウスとか、他人と「生活」をするとなると絶対イヤ!なんですよ。お泊まりくらいなら大丈夫ですが、「おおらか」からは程遠いこだわりがあったりします。

実は今日、朝イチで電気屋さんが暖房のコントロールパネルを設置しにきてくれたのですが、作業を終えて帰り間際に「トイレをかして」と言ってきたんですよ。

別にそれはいいんです、トイレを使うのは全然問題ないんですけど、彼が帰った後でバスルームに行ったら便座が上がったまま!!!!

これ!これがイヤなのぉぉぉぉ!!

こういう細かいところでストレスが溜まるから他人とシェア生活ができないんですよね。

イギリスに来たての頃、オットの大学時代の友人に「なんでこいつと結婚しようと思ったの?」と聞かれたことがあります。

その時に「オット君は一人暮らしの自宅でも便座を上げっぱなしにしない人だから」と答えたらジョークと思われて爆笑されたのですが、実は真剣に答えたつもりだったんですよ、私。

私がB型というだけの理由で辛辣なツッコミを入れていたA型さんたちは、便座問題についてどう思っているのか今更ながら聞いてみたくなりましたが、日本のトイレは進化してて自動開閉だからあんまり意味のない質問かも。

↓ぽぽちゃんのトイレですら温水便座だよ…↓

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日本のカップ焼きそばも買いだめされてるみたいです。人気の味は「テリヤキ」「クラシック」「スキヤキ」の順で、辛いヤツはあんまり売れてませんでした。

日本人のジョーク耐性

昨日の続きですが、Imperial War Museumの滑走路脇を歩きながら移動をしていましたら、ベンチに座ったまま外に展示されている飛行機の撮影をしようとしていた老夫婦がいました。

上の子が気が付かずに歩いていてそのままフレームインしそうだったので、手を繋いで止めたところ、カメラを構えていたおじいちゃんがこちらに気がついて「いいんだよ。僕はRon Galellaじゃないからね。あっはっはっ」とおっしゃって通してくださいました。

正直何を言っているのかわからなかったのですが、お付き合いで笑って「That’s relief!(そりゃ安心だわ!)」なんて相手に合わせた適当なコメントを言って失礼したのですが、上の子が真剣な眼差しで「Who is Ron Galella?(ロン・ガレラって誰?)」と聞いてきました。

実は知らないと答えたら「Then why did you lough?(じゃあなんで笑ったの?)」とさらにツッコミが入ってしまい、正直に「Be cause it’s more polite to do so(だってその方が礼にかなってるからね)」と言うと、納得はしていないようでしたがそれ以上はツッコまれませんでした。

気になったので家に帰ってから一応ググってみたら、ロン・ガレラさんは1970年代あたりから活躍された写真家さんで、いわゆるパパラッチの先駆けみたいな方だったようです。調べてみてようやくおじいちゃんのジョークが理解できました。

イギリス人、主にお年寄りはたまにこういう「自分が知ってるから相手も知ってるだろう」というレベルのジョークをかましてくるので困ります。

まだ働いていた頃、勤続年数がほぼ会社の現地法人設立と同じくらいという人と話してて、同じような感じで元ネタがイマイチわからないジョークを言われてお付き合いで笑っていたら「しゃーくちゃんは、ホントは知らないくせに悟られないように笑うのがうまいわね」と微妙なお褒めの言葉をいただいたことがあります。

駐在員の大半は「いかにもごまかしで笑ってる」だけで、言われたジョークについてコメントをしないからね、ということでした。意味がわかんなくても適当に当たり障りのないコメントを瞬時に言えると「こなれてる感」が出せるようです。

まあ、そんなことばっかりやってたから私に対する評価は良くも悪くも「日本人なのにテキトーなヤツ」という認識が広まっちゃったんですけどね。そしてそれは事実なので反論できないという…

↓すっごい楽しそう…↓

 

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これもジョークで片付けるべき…なんだろうな…