英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

アンモナイト

イングランドの南の方の海岸では、運が良ければ化石が見つかります。
近くにいるんだし、ここはひとつ化石を見つけてこようということになりました。
ただ、息子さんと一緒に行ったという元同僚から聞いた話だと、なかなか見つからなくて、そんなこともあろうかと前もってこっそり買っておいた化石をビーチに埋めて息子さんが見つけるように誘導した、なんてこともあったらしく、まさに運次第ってことを子供たちに言い聞かせておきました。
見つからなくてガッカリするかもしれないからね。

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辿り着いたのはJurassic Coastとして有名なLyme Regisというビーチです。
夏はきっと海水浴客で大賑わいだろうなぁ、という素敵な入江のビーチ。
ごらんのお天気だったので、冬でもお散歩を楽しんでいる人がたくさんいました。

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海岸の遊泳できない方の、石っころだらけの海岸へ行くとこんな感じ。
見渡す限り石くれだらけで、なるほど、これの中から化石を見つけろって言われても…日本人的には”賽の河原”?
大きめな岩を投げつけて割ろうとしてる少年がいたり、金槌とノミで岩をカンカン割ってる”ガチ探し”な人々もたくさんいました。

私らは、まあ、ゆる〜く探そうじゃないかということで、下を気にしながら海岸ぞいを崖のほうに向かってゆっくり歩くこと5分ほど。
下の子は小石を波打ち際に投げる方が楽しかったらしく早々に戦線を離脱し、拾っては投げ、投げては拾い、なんて繰り返してました。

上の子はちょっと色が違ってる石を見つけるたびに「これは化石だ!」とポッケに詰め込んでいくのですが、どれもこれもただの石だよぅ…
ま、そんなもんだよね、などと思い始めた矢先に

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おぉ。
あった。
しかしこれは観賞用に持ち帰るにしたって、石のサイズが既に人が運ぶ重さではない。
ってことで諦めつつ、探せばあるという証明を手に入れてワックワクで目を凝らして周りを見渡すと

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やだ、ありすぎ。
初めの1個目こそ感動したけど、ここまで見つかっちゃうと感動が薄れるというか…貝塚
どれもこれも持ち帰りインポッシブルな”The・岩”だし…
でも子供たちは写真を撮りまくったことで大満足してくれたので、いつか夏あたりにもう一度来て、今度は1日使って持ち帰れそうなサイズを探そうね、ということで終了いたしました。

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夕方の港もなかなかいい雰囲気でしたよ。

↓アンディの英語はわかりやすいです↓

うまムスメ

デヴォンにはダートムーアという湿原地帯の国立公園があります。
こちらには野生のポニーさんが生息してるってんで、下の子が”My Little Pony"と勘違いして目をキラキラさせながら「絶 対 行 く」と言い張るので出かけて参りました。

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途中で立ち寄った町の手芸屋さんでこんな大作が飾ってあって、ひたすら下の子の乙女心を煽るというか…
ポニーはポニーでも茶色で地味だし、喋らないし空も飛ばないし魔法も使えないよ?と説明してるんですけど…
まあ、乗り気なのはありがたいんですけどね。
とりあえず「ポニーさんはシャイだから遠くから見るだけ」だということは納得してくれました。

よく見たら、ユニコーンさんの隣に「ポケモンかぎ針編み作製キット」も置かれてました。
ってことは、やっぱりこのユニコーンはラリティさんなのだろうか…?
それはそれで問題があるけど…

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手芸屋さんの隣は八百屋さんで、なんかいい雰囲気でした。

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しかしこんな天気だから見えるかなぁ?なんてちょっと心配に。
こちらはムーアの端っこで遠くの白いのは放牧されてる羊さんです。
羊が見えるなら、まあ、馬の群れも見えるかな?

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そしてどんどん暗くなる…
と、思ってたら、ムーアの中程あたりから、あっちこっちに群れを作ってガシガシ走ってました。
が、こちらも車を走らせているので写真が全然撮れてません…
まああれですよ、是非ご自身で行ってみて確認してください。
ポニーってだけあって、小さめでちょっとずんぐりむっくりな体型のカワイイ馬さんたちでした。

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馬は撮れなかったので、お詫びにキノコの写真を…え?いらない?

↓友情!努力!勝利!↓

冬のビーチ

デボンは海があるので、ここはビーチに行っておかないとダメでしょ。
しかしその前に腹ごしらえを、と、お昼時にちょうど見つけて立ち寄ったメキシカン風なお店で、子供たちはピザを、オットはチキンタコス、私はポテトに野菜を乗っけた軽食って書いてあったものを頼んだのですが。

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はい。まずオットのタコス。
給食?っていうかレタスが直にトレーに乗っちゃってるし。
自分で具を乗っけるスタイルでした。

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そして私のやつ。
アナタ軽食っておっしゃいましたよね?どこがですか?ん?
大変おいしかったんですけど、これを全部食べるのは腹ペコの状態でも多分無理…
ピザは普通サイズだったので、メキシカンのメニューだけやけっぱちサイズなんじゃなかろうかと思われます。

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重いお腹を車の座席でつっかえさせながら辿り着いたビーチは、イギリスでは珍しく砂浜でした。
イギリスの南の方の海岸って石っころなイメージですが、一応ちゃんと砂のビーチもあるんですよ。ええ。

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ビーチから町を見た写真。
岩にこびりついている黒いのは多分、ムール貝の群れです。
私、ちょっとだけ集合体恐怖症というか…遠くからなら黒い塊だからいいけどさ…
拡大はオススメ致しません。キモイから。

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ものっすごい遠浅なので、サーファーさんもボードを小脇に小走りで波に向かうものの、なかなか辿り着けてないですね。
砂浜には犬がおおはしゃぎしてカーブを曲がりきれずに滑った跡とかが残ってて面白いです。

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ついた時間が引き潮だったらしく岩場にたくさん潮溜まりがあって、上の子から「カニさんだのお魚だのがいないか探すのだ!」と指令がくだり、岩の上の方は貝がたくさんついてるので、なるべく潮溜りだけを見つめて過ごしました…
生き物の痕跡はこの海藻だけでしたけどね。貝以外は!
あ、フジツボもついてるね…うーむ…

フジツボは出汁にするといいらしいけど…私はこっち↓

冬休み〜

オットも冬休み、ってことでデボンの方まで遊びに出かけてます。
我が家からは車で4時間ほどですので、義実家に行くのと変わらない移動距離ですね。

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道すがら、ふしぎ発見で毎度おなじみのストーンヘンジ真横を通過。
この辺は見物渋滞とでもいうのか、いつも車の流れが遅いんですよねぇ。
夏休みなんてここを通過するために2時間くらいかかったこともありましたからね。

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コテージに到着したら、普通だったらビスケットとかパウンドケーキのところを、クリスマスってことでオーナーさんがユール・ログを用意してくださってました。
ちょっと豪勢で嬉しいです。

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リビングにはクリスマスツリーも飾ってあってなかなかいい雰囲気です。
無粋なプラスティックの箱は家から運んできたプレゼントたちですので”見えない”という前提でお願いします。いひ。

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もちろん薪ストーブもあったので燃やしましたよ。ええ。
っていうか燃えすぎ?
自宅ではいつも寒い寒いと文句を言っている私ですが、これに関しては「…あっつ…」でした。
暖房費をケチっていつも厚着をして過ごしているのに、このコテージではTシャツ&裸足でもまったく問題ないってだけで幸せな気分ですよ。

到着してからしばらくしたらオーナーさんが来てくれて「挨拶までするオーナーって珍しいなぁ」なんて思ってたら、なんのことはない、我が家が勘違いして隣のコテージのWi-Fiに繋いじゃったもんだから「速度がものすごく遅くなった」と苦情が出てたらしいです…
いやもう、ごめんなさい…

でもさ〜。
「◯◯コテージ」と「コテージ◯◯」という紛らわしくも”一応”別々の名前のネットワークで、さらにパスワードがどっちも同じって…うちも悪いがオーナーももうちょっとセキュリティを考えておくれよ、などと心の中だけで悪態をついておきました。

↓なんかオススメされちゃったんですが…↓

笑ってはいけない

はい〜。今年もサンタさんは無事にお届け物をしてくださいました〜。
ミッション完了!

24日の昼ごろなんですが、うちの子供らが共謀して「サンタさん拉致計画」を声高に企てておりまして、そんなことしたらもう二度とプレゼントもらえないよ?というところから会話が始まりました。

上「でもずっと一緒にいればずっとプレゼントがもらえるじゃない?」

私「多分すぐにエルフさんが救出するだろうから無理だよ。それにさ、ほら、たとえばクラゲって捕まえてそのまま一晩ほっとくと水になっちゃってるでしょ?」

上「うん?でもなんで?」

私「クラゲってのは99%が水でできてて、残りの1%が「クラゲであるための組織」なのよ」

上「・・・・・」

私「捕まっちゃってご飯が足りなくて死んじゃったクラゲってのは、つまりその残りの1%である”意志の力”がなくなって水に戻っちゃうわけですよ」

上「・・・! 意志ってすごいねぇ!」

私「でっしょ〜?すっごいよねぇ。サンタさんもその魔法が使えるからあんなにお腹が大きいのに細い煙突から家に入ってこれるんだよ」

オット「Wow... WHAT is your mother talking about?(わぁ。お母さんは一体何を宣ってるんだ?)」

ここで限界がきて吹き出してしまいました。
上の子、オットが口を挟んでくるまで私の与太話を真剣に聞いて信じてしまってたようです。
オットもオットで「クラゲの99%は水」あたりまでは生物の授業だと思ってたけど、”意志の力”なんてうさんくさい単語が出てきて私のホラ話だと気がついたそうで。
涙が出るほど笑ってたら、よくわかってない下の子もつられて一緒に笑ってて、なんというかアホ家族のアホ会話が無事に完結。

ここでちょっとだけ真面目な話に戻して

私「Santa TrackerがGoogleにあるんだし、ってことはサンタさんを拉致しても警察どころかご近所さんがすぐ見つけてあなた捕まっちゃうわよ?」

上「あ、それもそうだね」

こっちを先に言えばサンタさん拉致計画も瞬殺できたのに、何を遠回りしてクラゲとか言っちゃってんでしょうかね、自分。
正直、オットが止めてくれなかったら自分でもどこに向かってるのかわからなくなってましたからね…

とりあえずこの先数年、サンタさん待ちの間に何度も思い出し笑いできるネタを自分で生み出せたことに、2021年もよい年だったと自画自賛しております。ぐふっ。

↓クラゲって見ても食べても楽しいですよね↓

ひどいよ(義)ダディ

ちょっと体調が復活してきたので、思い出しながら先日の義父ネタに戻ります。

まず前提ですが、夏に義母の70歳の誕生日があったんですよ。
70歳ですからそれなりに大きな節目ですので、いつもの小さめのプレゼントではなく、何か”よいもの”にしようとオットと意見が一致しました。
かといって、必要なものは全て揃ってるでしょうし、服やら小物なんかは義母はこだわりの人なので好みがイマイチ把握できておらず。
なので、品物ではなく”体験”を、ということで、義実家方面にある割と有名&ゴージャスなスパで1日のんびりしてもらうことにしました。

招待券みたいなものをネットで購入すると、ゴージャスに印刷されたチケットをスパが郵送してくれて、都合のいい日を自分で予約できるというシステムなのも便利ですし、このご時世ですから有効期限もあってないようなものだし。
オットにサイトを見せてみたら気に入ってくれてそのままオットが購入。

それから月日が経って、先日義父母に会った際に、夏以降はどんな生活だったとか、何をしたとかそういう話になりまして「ああ、そういえばXXってところのスパに二人で行ったんだけどさ」と義父が話し始めました。
オットが「うんうん。どうだった?」と、贈り主としては感想を聞きたいという感じで尋ねたら、義母もフェイシャルとかやって大変満足して、義父も一緒に行ってのんびりできてよかった、と言われたまではこちらもニコニコだったんですが…

「XX always gives us the right gift!(義弟はいつも的確なプレゼントをしてくれるからね!)」

あれれれれ?
義弟くんじゃないよ?オットだよ?
そうツッコむ前にオットが自分で「いや、それ俺からだし」と言ったのですが「え?だってこの前義弟とFaceTimeしてお礼言ったけど”気に入ってくれてよかった”って言ってたぞ?」ですって!

「Oh dear! He took the credit!(うっわ!手柄を自分のものにしてるし!)」
なんてツルッと言ってしまいましたが、それでも義父はまだ「えー?だって義弟からのプレゼントだったって記憶してるよー?」と言い張り、オットの表情は曇っていきます。
義弟くんアゲはいつものことではあるんですけど、今回はちょっとオットがかわいそうな結果になってしまったので、笑い話に昇華するために義妹ちゃんにこっそり報告を入れておこうかと思います。
多分夫婦揃って涙が出るまでゲラゲラ笑ってくれると思うの。

オットは家に帰ってから「だって…スパからのコンファメーションのメールもここにあるし…カード明細にもスパの名前があるのに…」って引きずってました。

↓次回はもうコレで十分じゃね?↓

ごめんなさい。

モデルナの副反応を舐めてました…
昨日の日記を書いた時点では全然元気だったんですけど、まあ、聞いてくださいよ。

21日の午前中に摂取して、その際はホント驚くほど針が「ちくっ」とするのすら感じずに、消毒の冷たいのだけで終了でした。
終了後即出てっていいって言われて元気に町をうろついてから帰宅。
お昼を作ったり家事をしたり、洗車に行ったり、いつも通り元気に動き回ってたんです。

夜になって、子供たちの寝かしつけが終了した時点で昨日書いた通り、なんだか左腕がダルいだけで体調の方は全然OK!
ブログを書き散らかして、お風呂に入ってネットをうろうろしてからベッドに入ったのが12時半、くらいだったかな。
いつもなら瞬間ホカホカ羽毛布団なのに、この日はいつまで経っても手足の指先が寒い。

あ、こりゃマズイかなぁ?なんて思いつつ、寝てしまえばこっちのもんだってことでベッドサイドテーブルの下の方にあるハンドクリームに左手を伸ばしたら激痛が。
岩かなんかで腕を挟まれているところを無理やり動かそうとしてるような感覚で、筋肉が「やめてぇぇぇ!」って悲鳴を上げてました。
いやしかし筋肉注射だったわけだから、原因ははっきりしてるってことで左腕を庇いつつハンドクリームは無事に塗布してから肩までしっかりお布団に潜り込みました。

でもいつまで経っても暖かくならないどころか、時折背筋に怖気が走るというか。
はい、これ確実に熱が出てます。測ってないけど多分微熱な感じ。
原因は分かりきっているのでとにかく寝る方向に頭を切り替えて、目を閉じて頭を空っぽにするんですが、いざ入眠!ってタイミングで怖気がきたりオットのいびきが炸裂したり…
眠れなくていつもの感覚で寝返りを打つと左腕が悲鳴を上げるし、とにかく寝たくても寝られない。

そんなこんなで3時くらいまでは一応記憶に残ってて、それ以降は気絶でもしたのか、気がついたら朝5時でした。
なお、隣で寝てるはずのオットが消えてて、下のリビングからヤツのいびきが聞こえてきたので、私が無意識で蹴り出したのか、ゴソゴソしてる私に耐えられずに自分で移動したのか。
二度寝に成功した私が次に気がついたのは朝8時で、この日は眠いし微熱がずっと続いてるしで見事に役に立ちませんでした。
「いい子いい子して〜」と下の子に甘えてみたら、慈愛の眼差しをもって左腕を撫でて「痛いの痛いの飛んでけ〜!」ってやってくれたんですけど、撫でて欲しかったのは頭なのよベイベ…

オットのブースターはファイザーだったそうで、副反応はこれっぽっちもなかったって言ってたので舐めてましたが、種類も違うしちゃんと警戒しておくべきでしたね…とほほ…

↓すっごい欲しくなりました↓

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洗車に行ったガーデンセンターにヤツがいた…