英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

レアキャラ、ゲットだぜ (1)

 午前中に水道屋さんが来てステキな置き土産を残して帰り、お昼過ぎに買い物に行った昨日の出来事です。

スーパーまで歩いていると、道の向こうからおばあさんが犬を連れて歩いてきました。

犬は小型の白いテリアでおばあさんも白い服。

あらペアルック、などと思っているとおばあさんがリードを持つ手を替えて、自分が犬と私の間に入るような形になり、すれ違いざまにこっちを睨みつけながら強烈な一言を放ちました。

「Come here, Chinese eat dog」(こっちいらっしゃい、中国人は犬を食べるのよ)

うっひょぉ!

これはアレか?人種差別だよね?

ヤダ、もう!何年ぶりかしら?!

それよりばあちゃん、見ず知らずの人にこんなこと言ったらこのご時世危ないわよ?

などと脳内で祭りを開催していたら、当のおばあさんは足早に去って行ってしまったので、気の利いたお返事ができなかったのが心残りです。

子供たちにはさすがに聞かせたくない内容なので、寝かしつけが終わった後で夫に「こんなことがあって、憤るとか通り越して面白かった」と話したら夫も同意見でした。

どういう返しがベストだったかのかとひととおり盛り上がって、「Yum-yum」(うまうま)とでも言えばよかったんじゃない?という夫の意見と、普段から赤身のお肉が好きじゃない私の意見の「Don’t worry love, I’m veggie」(心配しないで、私ベジタリアンだから)のどちらかで返せるようにシュミレーションしておくことにしました。

はい、これもSarcasmですね。

この街の人たちの名誉のために一応言っておきますが、こんなこと言う人はこのおばあさん以外お目にかかったことないですからね?

イギリスに来てからもここまであからさまに侮蔑されたことは、覚えてる限り一度だけですし。

せっかく?だから連載にして、明日はその初めての侮蔑体験をお話しします。

 

注:Don’t worry loveの「love」はどう訳したらいいのか、日本語力が足りなくて申し訳ないですが、例えばアメリカ映画でよくある言い回しの「Are you there, bro?(いるか、兄弟?)」の「兄弟」の年齢性別の垣根を取っ払ったもので、例文は相手を限定しますが「Love」は万人に対して使えてシーンを選ばない上に礼を欠くこともない便利アイテムと勝手に認識してます。

↓義実家のお犬様のおやつはこんな感じ↓