英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

日英・笑いのツボの違い

今日は雨も降っていないし子供らも学校で時間があったので、ちょっと遠回りして公園を通るルートでお買い物に行ってきました。

だいぶ涼しくなってきているのもあり、リスさんたちが冬支度に余念がないようで、いつもより出現率が高かったのでふと思い出した、元同僚のリス絡みのお話を。

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逃げるリス!隠れるハト!

同僚Jさんのイトコは緑の多い町というか村に住んでいて、野生の鹿やらキツネやらに遭遇することもよくある、そんな環境だそうです。

ある日の夜、屋根裏でカタカタガサガサ音がしていることに気がつきました。

ネズミとか、ひょっとしたらフクロウが入り込んじゃったのかな?と思い、罠を仕掛けて様子を見ることに。

罠を仕掛けた翌日、屋根裏をのぞいてみると、罠にはリスがかかっていました。

イギリスでのリスの扱いはPestつまり害獣なので、捕獲した場合はリリースせずに処分しないといけないという条例だか法令だかがあるらしいです。

それが正しく運用されてるのかは知りませんが、そういえば歴史の授業で黒死病なんて習ったよなぁ、などと懐かしく思い出されます。

さて、そんなリスを捕まえてしまったイトコさんは実は動物好きで殺すのは忍びないので、犬の散歩ついでにこっそり近所の森に逃がしてやろうとリスをカゴに入れて家を出ました。

森の中ほどに着いてカゴを地面に置き、優しい気持ちでフタを開けてやると、リスは勢いよく飛び出して一目散に逃げていきます。

ここで終われば「いい話」なんですが、イトコさんは犬の散歩で森に来ていたわけですよ。

飼い主の横でお利口に座っていた犬ですが、飛び出してきたリスに思いっきり反応して、ものすごい瞬発力でリスに飛びついて・・・

リスはその場でお亡くなりになったので、森の落ち葉をかけてやって帰ってきたそうです。

イギリス人はバカウケ。

日本人は引きつり笑い。

この違いが面白いなぁと思いつつ、リスさんがちゃんと自然に還れていて、犬の胃に入っていないことを願うばかりです。

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