英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

多分ブラックリストに載った私

うちの下の子はとにかくバナナが大好きです。

朝ごはんにバナナ、おやつにバナナと、とにかくバナナがあれば幸せという、前世にバナナが食べられなくてそれが心残りだったんじゃないかと思うくらいバナナ好きです。

そんな大切なバナナの最後の1本が朝ごはんとして下の子の胃に入ったので、上の子を学校に送った足で町までバナナを求めに向かいました。

天気は小雨というか霧雨が降っているような状態。

そんな天気のマーケットに到着した直後に、小綺麗な格好の若いお兄さん二人組がものっすごい弾ける笑顔で「Hi. Do you like to read books?」(本を読むのは好きですか?)と話しかけてきました。

手に持っているのはアレです。ホーリーな書物です。

下の子もいるし、雨だし、関わりたくなかったので英語がわからないフリをして逃げました。

そう。彼らはいつも二人組。

日本のご家庭にも二人組で来るあの人たちです。

この街に引っ越してくる前に住んでいたフラットにはインターホンがなかったので、ほぼ月イチで来る日本人二人組の相手をしないといけなくて辟易していたことがあります。

今頃の季節、私は思いっきり風邪をひいて熱もあるし声もしゃがれてとにかく寝ていようと決めていたのですが、運悪くまた朝っぱらから日本人二人組が我が家に来てしまいました。

普段は極力優しくお断りしているのですが、その日は脳内もひっちゃかめっちゃかで、こんな状態の人間捕まえて立ち話させるってどういう了見なんだ!大体なんで日本人の家に日本人だけを派遣してくるんだ?そもそもなんで日本人が住んでるって知ってるの?勝手にリストとか作ってるわけ?そんなリストに私の情報を載せる許可はしてない!とブチ切れてしまいました。

結局二人組は「お大事に」と言って去って行ったのですが、何が信じられないって、翌週土曜の朝8時にイギリス人を派遣してきやがりましたよ。土曜朝8時!

しかし、英人を送ってきたからって怯むと思うなよ?

売られたケンカをがっつり買った私は、神様以前にあなたたち自身の行動が信じるに値しない、なぜなら〜、と今まで散々迷惑だった行為を列挙していたら、オットが彼らを哀れに思ったんでしょうね、「Sorry mate, you’d better leave now, you know」(悪いけどもう帰ったほうがいいよ、ね?)と優しく諭して玄関を閉めました。

消化不良の私はオットにもプリプリ怒りましたが、それは単なる八つ当たりですね。ごめんね。

でもそれ以来、彼らはうちのフラット近辺で見かけたものの、二度と我が家には来なくなりました。

この町でも似たようなバトルをまたしないといけないかも、と思うとちょっとめんどくさいですが、なんか法律で家庭訪問での勧誘はできなくなったらしいのでそこは一安心です。

↓私はもういらないかな?↓