英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

にわか恋愛コンサル

いやぁ、ラグビー日本代表のみなさま、お疲れ様でした。

ラグビーのルールをきちんとわかっていない「にわかファン」ですが、頑張ってる姿を見せてもらって、ご近所さんから褒めてもらえて、なんかとにかくうれしかったです。

壁に出てる広告が日本語なのもなんかうれしかったです。

あと、一緒にパブで試合を観戦していた友人が、観客席が写った際に「あの人!知ってる!!」って言っていたのも印象的でした。まさにIt’s a small worldですね。

そして「It’s a small world」といえば、あの陽気な歌の下で起きた悲劇を思い出します。

ある時オットの学校に、なぜかロシア人女性が生徒として入学しました。

彼女は「日本語学校」に行くつもりだったのに、何をどう間違ったのか「英会話学校」に入ってしまい、でも契約した分は律儀に出席なさっていました。

オットのいた英会話学校の授業の最初の質問はいつも決まっていて「What did you do over weekend?(週末は何をしていましたか?)」で会話を広げていくらしいです。

ちょっと面白いのは、日本人の生徒さんの大半は「I did nothing(何もしなかった)」と答えるらしいですよ。

多分、家でゴロゴロしてたとか言いたいんでしょうけど、だったらもうちょっとそれっぽく「Not much.(特になにも[してない])」とか言えばスタイリッシュなんですけど、まあ、それを教えるのが英会話学校の役割ですね。

で、前述のロシア人女性ですが、この方は夜のお店で働いていて、ほぼ毎週末、お客さんがご飯とかデートに連れて行ってくれているようなことを答えていました。

ある日の授業で、決まり文句なのでオットが同じ質問をすると、彼女は突然目に涙を溜めて「ディ○ニーランド…」と呟きました。

そして吐き出すように「毎週毎週、相手は違えど行く先は同じ!もうホントに日本人ってなんなのよ!」と悲痛な叫びを上げたそうです。

最初の数回は偶然だと思ったようですが、あんまり続くともう嫌がらせとしか思えなくなってしまったようです。

そんなわけで、店外デートに誘う場合はベタなところは避けてあげたほうがいいらしいですよ。

そもそも待ち時間が長い場所で、言葉があんまり通じない相手な上に、ほぼ初対面で共通の話題とかがない場合を想像するとかなりの苦行ですよね。

誘ってくれた相手はなんだかんだ言って「お客さん」ですから、めんどくさいから帰るなんてこともできないですし。

金髪美人と隣同士で密着した状態で座りたいという下心があるのは理解できますが、だったら映画館に行って2時間隣に座って当初の目的を紳士的に果たし、その後の食事で観てきた映画の感想やらをネタに会話を膨らませたほうが好印象だと思うんですが、まあ、余計なお世話ですね。

少なくとも相手にどこに行きたいかを最初に聞いてあげるのも優しさだし、もしリクエストに応えられないなら、希望に近いものを代替えに持ってくることもできるわけで。

逆も然りで、彼女も誘いを受けた時点でリクエストを出しちゃえばよかったのに、などとオットに言ったところで、オットはただの英会話学校の先生でそんな話に深入りしたくはないので、私のメッセージが彼女に届くことはありませんでした。

↓I did nothing 用まくら↓