英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

魔法の言葉。色んな意味で。

本日私が外出帰りで家の鍵を開けていると同時に、東南アジア系の方が我が家の数軒先の家から出てきました。

あそこは確か借家だったので、きっと新しいテナントさんなんでしょうかね。

新しいって言ってももう半年くらい経ってますが。

こっちでは隣近所への引っ越しのご挨拶ってのがないので、御近所さんがある日突然入れ替わってたりして、不便はないですがたまに不安になります。

前に住んでいたインド人のご家族は、土曜日の昼前に突然うちに来て「今日、私の誕生日パーティでうるさくしてしまうかもしれませんが、11時には終わらせますのでご理解ください」と事前連絡をくれるほど丁寧な方達だったんですけどね。

新しい東南アジアさんもいい人だといいな、なんて身勝手なことを考えていたら思い出した日本での出来事があります。

オットがある日、なんか釈然としない風な表情で、この携帯って新規で買ったヤツだよね?と聞いてきました。

意味がわからないので、携帯が壊れたのかと思い不具合でもあるのか尋ねると、日本語で電話がかかってきて、ニホンゴワカリマセンって言ってるのに、なんかずっと一方的に喋ってくるんだよ、とますます意味不明なことを言いはじめました。

とりあえず不思議だねってことでその晩は終了しました。

そして翌日、自分の携帯が鳴り番号を確認したオットが「またこの番号だ」と言い出しました。

そこで、日本語の電話ということだったので私が出てみることに。

電話「もしもし?これ、Sさん(日本名)の電話?」

私「いえ、違いますが」

電話「だってSさんが直接くれたんだもん。そこにいるんでしょ?出して。」

どうやら間違い電話のようで、相手はちょっとカタコト風の日本語を話す女性でした。

間違い電話である旨を伝えたのですが、その女性はなおも食い下がってきます。

女性「○○(東南アジア系の夜の店の名前っぽい)のAから電話だって伝えてくれれば絶対出るから。店に来るように言ってもいいんだよ。」

私「そう言われても、Sさんなんて知らないし…多分あなた、嘘の番号渡されたんだよ」

女性「だって今電話繋がってるでしょ?嘘じゃないじゃない。」

私「そりゃたまたまでしょう」

女性「あなたもういいから、Sさんと話たいのよ」

ここで黙って電話を切ってもきっとまた営業電話がかかってくるだろうことは予想に難くないので、ない知恵を絞って考えました。

私「Aさんのお店ってどこにあるの?」

女性「郡山よ!」

私「この電話の持ち主は東京の人なの。しかも日本人じゃないし、郡山には行ったことないの」

女性「それ嘘。Sさんも東京の人。出張で来たって言ってた」

…ダメだ、めんどくさい…もうこれ以上はホントめんどくさい。

私「あんまりしつこいと、あなたの電話番号とお店の名前をイミグレーションに連絡するよ?」

女性「…ゴメンナサイ」ガチャ。

その後Aさんからの電話もなくなり平和が戻りましたが、Sさんは嘘の電話番号をあげるのなら、その番号が使われていないことを確認してからにして欲しいもんです。

↓…効くのかな…?↓