英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

肖像権の行方

先日の出張分の代休を取っているオットが子供を映画に連れて行ってくれるということで、その隙に色々買い物をしようと家族で車に乗り込みました。

私が運転してみんなを映画館で落として、買い物して映画が終わった頃にお迎えに戻るというパターンだったのですが、ラウンダバウト(環状交差点?)で信号待ちをしていると、隣にどこかの業者のバンが止まりました。

よくある形なんですが何やら威圧感があるなぁ、と、横を見てみると車体にでっかく「特攻野郎Aチーム」のコング、つまりMr. Tの写真がデカデカとプリントされていて、業者の名前は「Team A Cleaning」とあります。

運転中でなかったら絶対写真撮ったのに…

若い頃のMr. Tの写真だったんですが、肖像権とかって大丈夫なんでしょうか?それとも Mr. Tのそっくりさんが社員で清掃に来てくれるんでしょうか?

でもMr. Tのお掃除って、パイナップル酵素でスッキリ!とかじゃなくて、汚れに直接「パイナップル」を投げつけて全てを片付けてしまいそうで、なんとなく頼みづらい気がしなくもないような…

色々質問したい衝動に駆られつつ、多分5年くらい前にオットの実家への帰省途中で似たような経験をしたことを思い出しました。

証拠写真がないので誰も信じてくれないのですが。

A1という国道をひたすら北上していたのですが、片側二車線の道を走っていて、前の車に追いついてしまいました。

私は助手席でボーッとしていたのですが、前の車のお尻についてるマークがなんかどこかで見たような、でも私が知っているどの車メーカーのものでもないことに気が付きました。

ある程度の車間を取っていたので細部はよくわかりません。

なんだったっけ、と思っている矢先にオットがウィンカーを出して追い越し態勢に入りました。

隣の車線に入っちゃうと、角度が悪くてやっぱりマークはよく見えません。

なんだろう、なんだろう、と思いながら隣の車を見ていたら、車体の横におそらく手書きの大変りっぱな浜崎あゆみの似顔絵と一緒にキレイな手書き文字で「Ayumi Hamasaki」と描かれていました。

それでマークの謎が解けました。

Ayuのあのロゴです。鳥居のような、「兄」の字とドーモくんを足した感じのアレです。

運転席にはごくごく普通の白人中年男性、強いていうなら40後半くらいな。

お恥ずかしい話、当時私の携帯はまだカメラがついていないヤツだったもんで写真を撮るチャンスもなく、私の動揺など知る由もないオットによりその場を走り去ることになってしまいました。

Doncasterの南のあたりで目撃したので、その辺りを走る時はいつもなんとなく探してしまうようになりました。

こちらは手書きによる似顔絵なので肖像権には抵触しないでしょうけど、ロゴの著作権は大丈夫なんですかねぇ?

ロゴを車のエンブレムにして、コンサートグッズで売ってるんでしょうか?それともクレイシルバーかなんかで手作りしたのか。気になります。

 

国道A1:

ロンドンからスコットランドエディンバラまでを繋いでいる国道で、ローマ人が侵攻してきた時に作られた道が由来だそうです。一般道と高速道路が入り混じってて、気をつけないとスピードカメラで証拠を取られてめんどくさいことになります。

↓子供の頃好きだったなぁ↓