英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

NHSでの出産の思い出

以前会社でお世話になった方から、お孫さんが生まれたと連絡がありました。

私が2人目を産んだ病院で出産予定だということで、設備のこととかを質問されたのがつい先日だったつもりが、もう生まれたって聞いてしみじみしてしまいます。

お祝いにふかふかベビー毛布と、日本でストック用に買ってきていたおしりふき用のフタと、かわいいプリントの手拭いもオマケで送ったら、おしりふき用のフタに一番食いついてきたのが文化の違いで興味深いです。

ひと様の出産のニュースを聞くと、自分の時のことも一緒に思い出してイラついたりニヤけたりするのはみなさん同じではないでしょうかね。

私の場合は、なぜか子供2人とも週末に出てきまして、そのせいでめんどくさいことになりました。

イギリスの出産は日本とは違って産後1週間入院なんて素敵なシステムはなく、産後12時間ほど問題が見られないようなら退院できる、というかたぶんベッドを空けたいのもあって退院させられます。

出産も当然患者負担はゼロで全額国費からですし、そうなるとコスト削減って意味合いもあるんだろうな、とは思ってます。

そんななので私も最初から小さめのバッグに荷物を入れていただけで入院する予定はさらさらなかったのですが、週末だと退院許可のチェックをできる小児科医がいないからと子供と一緒に1泊多めに拘束されたのが1人目で、2人目の方は、私は即日退院だったのですが、子供の方はなぜかNICU預かりにさせられました。

ウチの子、2人とも3000g後半のかなり大きめの新生児だったもんで、本当に理由があってNICUに入っている子たちと比べるとどう見たって健康そのもので、なんか、もう、申し訳ない気持ちでいっぱいになりましたよ。

結局2泊して月曜の朝、担当医がようやく診てくれて「I don’t know why this baby has sent here. (なんでこの子がここに送られてきたのかわかんない)」とこちらの神経を逆撫でするコメントを添えて退院許可をくれました。

NICUの規則かなんかなんでしょうけど、子供の腕には心拍モニターをつけていたテープの赤い跡がくっきりついてて、元気なのに痛々しい感じにされて悲しくなりました。

まあ、家に連れて帰ってきたら、そんなことも言っていられない日々に突入し現在に至ってます。

もし今後NHSで出産される予定の方がこれを読んでらしたら、週末の出産になりそうだったら着替えは是非多めにご用意ください。

あと、おにぎりとかなんか軽食を作り置きしておいて、旦那さんに家であっため返して持ってきてもらうようにしないと、入院食メニューは見るだけで体力を奪われる低予算食ですので。

↓お誕生日。↓