子供の学校の今期のテーマは「お城」です。
宿題ではお城に関しての絵を描いてこいだの、城壁やら塔の役割を調べてこいだの、とにかく親が付き合わないと進まないような内容のものばかりで大弱りなんですが、さらに「できるならば」実際のお城に行ってみて歴史を調べて感想文を書きましょう、みたいな極悪な物までありました。こんなことしてるから「親の因果が子に報い」という連鎖が立ちきれないんだよぉ…
で、この週末にWarwick城まで行って参りましたよ。
前の週に結構な雨が降り続いていたせいで、お城の庭は泥まみれだし、裏の川はかなり増水していてむしろ在りし日の姿を見られたんじゃないかと思いました。
オフシーズンなので混んでおらず快適だったのですが、アメリカ人観光客の姿がちらほら見えました。
Castleを「キャッスル」と発音していたのでアメリカ人と判断しました。あと「Gosh!(あらまあ!)」も連発してたし…
歴史的な観光地には絶対いるアメリカ人観光客ですが、うちの街の近くのある村に散歩に行った際、なぜかアメリカ人のオーソドックス・ユダヤ教徒の青年が反対方向から団体で歩いてきたことがありました。
大人の男性は黒いコートを着て黒い帽子をかぶってて髭を生やしてるかもみあげが帽子から出てて、そのもみあげを三つ編みにしているあの人たち、と言えばわかってもらえるでしょうか?
すれ違うときにどの青年も爽やかに挨拶をしてくれて、イギリスのオーソドックスの人たちとの態度の違いと英語の発音の違いで彼らがアメリカ人だと分かったのですが、なんでこんな何にもない田舎にいるの?と疑問に思いました。歴史は確かにあるけど、現代には羊と古いキリスト教の教会があるくらいで、ユダヤ教の人が集まる理由はまったくない場所です。
振り返ってみると青年たちのお尻のポッケにお酒の瓶が入ってて、林から出てきた理由がとりあえず分かって、詰めが甘いとちょっと苦笑いしつつも、後ろめたいことがあるから逆に和かに挨拶してきたのねと納得しました。
家に戻ったらお隣さんが庭仕事をしていて世間話として先ほどあった出来事を伝えてみると、どうやらニューヨークのシナゴーグがその村に合宿所のようなものを持っていて、団体旅行で利用されていると教えてもらいました。
戒律を守りつつ旅行をしようという趣旨のはずなのに、戒律的には良くてもアメリカの法律はがっつり破ってるのはどうなんだろうなぁ、と思いつつも、彼らが18歳であればイギリスの法には触れないので私がとやかく言うことではないですね。
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