英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

天狗に憧れて

イギリスのお正月はただの休日扱いなので、2日からお仕事を再開する人もたくさんいます。

いつもよりは通勤の車の量も減ってはいますが、朝のラッシュ時はそれなりに車が走ってました。

そんなわけで、元日はみなさんのんびり過ごされたり、ちょっと長いお散歩というかハイキングに出かけるご家族もたくさんいます。

Public Footpath という、私有地の農地を抜けたり森を歩いていけるような散歩道も充実しているので軽装とはいってもしっかりハイキング用の靴とかを揃えてたりもします。

大きな土地を持っている人が、Footpathなどで一般の人のアクセスを許可するとどうやら税率が下がるとかなんとか聞きましたが、なんせ私には関係のない世界なのでちゃんと調べてないです。

なんにせよ歩いていると牛さんとか馬さんに遭遇したり、森の中なら野生の鹿とかキジがいたりします。

そして動物がいるということは、彼らの落とし物も泥と一緒になって地面に落ちているので、シティガールな私には厳しい世界でもあります。

夏の乾燥している時期ならブツをよければ済むからいいんですが、冬の雨の多い時期は泥なのかブツなのか判断がつかず…ねえ?

しかし、その辺を気にしない人はザクザク歩いて冬のちょっと冷たい空気と自然を楽しんだりして元日を過ごすらしいです。

歩く、といえば、以前勤めていた先の同僚が結婚をして、新婚旅行に日本に行くんだけどどこかオススメの場所はないか?と聞かれたことがあります。

日本と一言でいっても、何に興味があるかで全然違うじゃないですか。

テクノロジー、歴史、食べ物、温泉、色々あり過ぎるので、まずはメインで行く場所はどこなのか聞いてみました。

すると、奥さんが学校の先生なので、夏休みを利用してちょっと長めに行くつもりで、多少移動に時間がかかっても大丈夫だから、成田経由で東北地方に行く予定だと言われました。

東北の知識はあまりなかったので、具体的にどこに行くのか聞いてみたところ「DEWA Sanzan」と言われ、一瞬なんのことがわかりませんでした。

ハイキングをするんだ、とニコニコ言うのでようやく「出羽三山」の単語出てきたと同時に、金髪碧眼の修験者装束の兄ちゃんが螺貝を吹いている姿が脳裏に浮かび、笑いを堪えるのに苦労しました。

東北のことはよくわからないけど、東京で何泊かするなら築地本願寺はなかなか変な作りで面白いし、深川不動尊護摩行は面白いんじゃない?とメインが神社だったのでこちらは仏閣がらみで回答しておきましたが、外国人の日本オタクってのは日本人より日本のこと詳しかったりして困っちゃいます。

↓コレを結婚祝いに贈ればよかったかしら?↓