日曜日。冬場で子供たちが運動不足気味なので、オットも帰ってきたことだし、お天気もいいしで隣町のReservoir(溜め池)公園に行ってきました。
きれいに整備されていて、犬の散歩に来ている人やスケートボードをやっている人、遊具で楽しく遊んでいるお子様たちなど、思っていたより賑やかでほのぼのしてきました。
鴨がのんびり泳ぐ池の水面に日が反射して、これでもうちょっと暖かければ文句なしなんだけどねぇ、なんて考えていたら、昔行ったコモ湖での出来事が脳裏によみがえってきました。
行った当時、私は妊娠5ヶ月目でした。
ミラノの空港からレンタカーを借りて、予約していたホテルに着いたのは夕方過ぎでした。
チェックインをして部屋に案内してもらって、ホテルの近くにあったレストランで食事をして部屋に戻って翌日以降の予定を立ててさっさと寝ました。
明けて翌日、朝食をいただきに部屋からロビーを通過してレストランで席に着いたら、ロビー受付にいる女性と目が合いました。
無視するのもなんか失礼かと思って目礼をして朝食にありついたのですが、受付の女性がニコニコしながら私たちのテーブルにやってきて「You are expecting baby, don’t you?(妊娠してるでしょ?)」と聞いてきました。
妊娠5ヶ月目でまだそんなにお腹が出てない状態、どっちかって言えば元々大きめに作られてる肉付きのいい体格なので、よく言えば「ただのふくよかさん」にしか見えない状態なのにそれを言い当てられてびっくりですよ。
隠すことではないので「そうなんですよ」と答えると、ものすごく喜んでくれて「やっぱりね!私、そういう感はいいのよ!」なんてはしゃいでますが、続け様に「私の子はね、あんまりにも可愛いから生まれてすぐに神様に呼び戻されちゃったのよ、でも神様のもとなら幸せにやってると思うの」と、聞いてもいないのに衝撃的なカミングアウトをされてしまい、どう回答していいのか…
戸惑う私をよそに屈託のない笑顔で「これね、ホテルで扱ってるお土産品なんだけど、記念に持ってって頂戴な」と、立派なオーガニック・オリーブ石鹸セットをくださいました。
ラテンの人は子供好きなんて話を聞いてはいたのですが、こんな変化球をいきなり投げつけられるとは夢にも思っておらず、それから受付の前を通るたびにえも言われぬ罪悪感のようなものに苛まれる数日間でした。
こういう時の正しい対応の仕方がいまだにわからないですが、下手にコメントせずに曖昧にしておくのがベストではないけどベター、ってところですかね?
それでもコモ湖は美しく輝いていましたよ。そしてイタリア男の水着チョイスはなんでどいつもこいつもピチピチブーメランなんだろう…?
↓なんでも美味しくしてくれるヤツ↓