英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

カワイイの押し売り

「タクシーが顔認証で広告表示」なる記事を見つけて脳内が煮え煮えになってきたので吐き出します。

記事に書いてあることに概ね賛成なんですが、もうちょっと付け足すと、どのお店に入ってもあさっての方向に向かいながら発する「いらっしゃいませ」攻撃が昔から気になってました。

いや、私も飲食店でバイトしてて当時はマニュアルにあったから何も気にせず「いらっしゃいませ」って言ってましたけど、ある時入った服屋さんでこっちを見ずに服を畳みながら「いらっしゃいませ〜。どうぞお手に取ってご覧くださいませ〜。(すんごい鼻声and/or裏声)」がふと気になり始めたら、それ以降なんかとことん気になっちゃって。

確実に「マニュアルにあるから」やってる行動だってのはわかってるんですが、これ、必要ですかね?それとも「入店したのはわかってるんだからなにか買ってから出てけよ?」という牽制も兼ねてるんでしょうか?

何がなんでもマニュアルから外せないなら、せめてあの鼻にかかった裏声を使うのだけはやめてくれないかなぁ?と思ってます。ショッピングモールとかで、店に入らなくてもあっちこっちから聞こえてくるあの声が聞き流せなくて気になっちゃうんですよ。

外国のお店やさんで店員さんがレジ待ちの客をそっちのけでお友達としゃべくってたり、むしろあっぱれと思うほど愛想のない店員さんだったり、お客さんの前で新人さんに嫌みったらしい指導をしてたりするのを見て辟易したこともありますが、日本のように上っ面だけの「かわいい」を装われても、それはそれでなんかイラつくというか。

もはや難癖に近いクレームではありますが、男性店員さんは変に声を作らないでイントネーションも普通に「いらっしゃいませ」でいいんだから、女性店員さんだってそれでいいじゃないですか。いや、店によっては「っっしゃっぃっせー!」みたいな男性店員さんもいますけどね。

ここ数年で、ずっとラーメン砂漠だったロンドンにも日本のラーメン店がちらほら出店し始めて、喜んだりがっかりしたりしながらも何店か試してるんですが、そこでも明らかに日本人でない店員さんがまずは日本語で「いらっしゃいませ」を発するのを見て、これって最早「日本の雰囲気の一部」として再現されちゃってるレベルなんだ、と、勝手に敗北感に苛まれてしまいました。

別に具体的に何かと戦ってるわけじゃないんですけどね。

↓どうせやるならここまで突き抜けて欲しいな↓