英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

お勉強はキライなのよ

小学生の算数って教えるの難しいですね…手順が多いというか、まず「考え方」から教えないといけないので根気が必要だとこの3ヶ月で骨身に染みました。
学校の先生はすごいなぁ。

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日本で勤めていた頃、同じ会社に京大卒の方がおられました。
部署が違ったので普段はあまり接点がなかったのですが、毎年、展示会の開催前に彼の部署が扱っている商品(デジタル系)について説明を受けることがありました。が…頭の良い人の説明ってさっぱり理解できないんですよ。

彼らは一を聞いて十を知るってのが日常でしょうから最小限の説明で理解できちゃうんでしょうけど、私のような残念な構造の脳にはマイナスからの説明がないと1が理解できないんです。そして彼らはそんな脳が存在していることを理解できないという負のループ。
私はお客さんという設定で、何にもわからない人に商品を説明をするという練習だったのですが、見事に「なんかすごいものなんだろうな」くらいのレベルでしか理解できず、この商品を使えば何に応用できるなんて発想に繋がらないのでお互い落第。

いつだかに、ネットのネタで「京大生は早口で長文の説明をまくしたてる」というのを読んだ記憶がありますが、その方は早口ではないものの単語で説明してくるというか、例えば「太郎さんがお使いに行き、1000円を渡されてリンゴを5つ買ってきました。お釣りは125円でした。リンゴは1個いくらでしたか?」という計算の説明に「1000円…125円…わる5……ね?」って言われても「ね?って…何がどうなると『ね?』に着地するんだよぅ…」という結果にしかならないわけで。

そしてそれを横でわかった風に聞いていた日体大さんが「いーや、リンゴは一山200円で、残りの金で買い食いしたのは間違いないね!全部使わずにお釣りを持って帰ってきただけエライぞ太郎!」などと混ぜっ返すのでもう訳がわからなくなる、ということがよくありました。

気分的にはこの場合上の子が私で、私が京大さんで、下の子が日体大さんな3ヶ月間を過ごしてます。私が京大なんておこがましいにも程がありますけどね。
京大さんのように本人はよくわかってるけど説明が下手というよりは、自分も思い出しながら噛み砕いて説明をしているので文章が変になる、という方が正しいかもしれないです。

あーもう。我が家にメアリー・ポピンズでも降ってこないかなぁ…って、何かにつけて始終歌って踊られても困るだけですね。ふぅ。

↓先日、日本から届いた祖母の愛↓

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