英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

ビジネス英語?

昨日の「日本人のクセ」で思い出したエピソード。

日本人って、電話に出る時「一段高い声」をまず発しますよね。
オカンあるあるの「もしもし〜♪○○でございますぅ〜♪あぁ…お父さん?↓」みたいなあれですね。

これの逆バージョンが日系企業ではよく見られ(聞こえ?)ました。
「Good afternoon, ○○(企業名), XXX(本人の名前)speaking. How may I help you?」などと、その人の持てる限りの渋くて低い声で電話に出るけど、相手が日本人だと一段どころか二段くらい声のトーンが上がって「あ!鈴木様!いつもお世話になっておりますぅ〜♪ XXXでございますぅ〜♪」という変身っぷりが顕著すぎる人が何割かおられました。

イギリスでは高い声での電話応対よりも、低い声での対応の方が「プロフェッショナル」な印象を受けるのでそうしてると言ってましたが、別にそこまで気合を入れて声のトーンを変えなくても普通にしてればなんの問題もないんですけどね。
私よりもはるかに在英期間の長い方たちだったのでそっとしておきましたが、なんか変だよ。

あと、YMS(いわゆるワーホリ)ビザでイギリスにきてて一緒に働いてたふんわり系の女性がいたのですが、この方は常に日本式の「高い声での電話応対」をする人で、英語はそれなりにできたのですが語彙力が少なくて言い回しが少々子供っぽくなってしまっていまして、最初に彼女が電話をとって私の案件だったので回してくれたところ、相手が開口一番「Is your company doing child labour?(あなたの会社では子供が働いてるの?)」なんて言われちゃったことがあります。

ご本人は30を超えてて日本でもちゃんと働いてたし、英語でも基本的な理解力はあったんですけど、高い声と単純な語彙力のせいでそんなふうに言われちゃったみたいです。
英語の実践的勉強のためにパートタイムで働いてるインターンだと説明したら納得してくれましたが…ウソではないけど真実でもないという。

そういえば、お客様じゃなくて業者宛だったので笑い話で済んだのですが「メールの最後で“Kind regards”を使うのがちょっと堅苦しいなぁ。そういえば例文集に親愛を込めて書くものってのがあったからそれを使おう!」なんて思ったらしく「X X X」でシメたものを送った猛者でもありましたね。

これは「キス・キス・キス」の意味で個人的なお友達用ですから…仕事で使っちゃダメなのよ、と説明したら真っ赤になってましたけどね。
相手が例のインド人棟梁の奥さんだったので嫌味たっぷりに私にチクってきただけでコトなきを得ましたけど、難しい大家さんとかが相手だったらどうなってたことやら。

↓伝わるだけなら伝わりますね↓

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関係ないシリーズ。お散歩してたら視線を感じたので振り返ったらヤツがいた。カワイイ。