英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

スーパーなケンおじさん。

日本のサイトを見てると、レジ袋が有料化したことで店員さんとのやりとりが増えるのがめんどくさい、みたいなちょっと悲しいご意見などが目に止まります。
袋が必要か聞かれるのがめんどうだとか、袋詰めに時間がかかるのがプレッシャーだとか、正直考えたこともありませんでした。
レジ袋がいるかどうか聞かれたら素直に答えればいいだけだし、それをめんどうとか言っちゃったらレジ打ちの店員さんに失礼じゃないですかね?

袋詰めのプレッシャーってのも、私の実家の近所にあるスーパーはサッカー台っていうんでしたっけ?レジの近くに袋詰め用のテーブルがあってそこで会計後にお客さんが袋詰めするようになってるので、手間は同じだと思ってますがエコバッグを使うと何分も余計に時間がかかるんでしょうか?謎です。
むしろ脂分が足りない私の指ではレジ袋を開くのに時間がかかるから、布の袋の方が早いような気がしますが、それは私のカサカサの手が悪いだけですね。

イギリスのレジは、会計されたものをお客さんがその場でどんどん袋詰めしていくスタイルなので、レジ打ちの早い人だとこちらがもたもたしてて追いつかないなんてこともあって、それがプレッシャーになることがあります。

イギリスで一番安いスーパーを争っているAldiさんですが、レジ打ちが早すぎて不興を買っているというニュースが7月ごろに流れまして、ちょっとだけこのお母さんに同情しました。
「1秒で最低何個スキャンしなさい」ってノルマでもあるんじゃないかと想像するくらい早打ちなんですもん。

翻って、ウチの地元のSainsbury'sのレジのケンさん(名札で確認)は、Aldiさんとは真逆でとにかくお話好きでして、彼のレジに並ぶといつもいつもムダ話にお付き合いする羽目になります。

でも彼の何がすごいって、いつ遭遇しても話のネタが尽きないというのもありますが、レジを打ちつつムダ話をし、なおかつお客さんの袋詰めのスピードも見ながら商品が手元に山積みにならないようにちょっと手を止めてみたり、相手が早ければどんどんレジ打ちをしていって、しかも会計が終わる頃に話もしっかりオチがついているという技術力。

実は前述のAldiさんでも、無表情でスピード命!とばかりにレジ打ちをしている人にも戯けた口調で「あぁ〜追いつけないぃ〜」みたいに言えばちょっと笑って手を止めてくれますし、お互いおこりんぼさんでいたら気分悪いですから、レジ袋がいるかどうかくらいは「普通に」回答してもバチは当たらないと思います。

それともあれかな?
私、メディアの怪情報に踊らされてるのかな?
思うツボ?

↓これで自分のオリジナルエコバッグ作って気分を上げてみては?↓