英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

学校の通知表

イギリスの学校は、入学式やら始業式、終業式のような「節目のイベント」みたいなのがありません。
で、定期テストってのもないもんですから、日本の通知表のように5段階とか甲乙での成績はつかなくて「国語:字がきれい・創作が得意」「算数:これとそれの理解がきちんとできてる」という「それってあなたの感想ですよね(by 西村博之氏)」なコメントをもらう感じです。
通知表というより「報告書」といった体の無機質なプリントアウト数枚を持って帰ってきたのが先週で、つまり学校はまだあと3週間あるのに成績はもう出ちゃってるという謎現象。

にもかかわらず「もう成績も公式の出欠報告も出てるし、だったらもう夏休みで航空券が値上がりする前に日本に行きたい」なんて思っても「それは罰金の対象です」とか言われるから腑に落ちないというか、ものすごい「学校本意」な運営だなぁ、なんて思ってしまいます。
イギリス全土でそうなら納得もするけど、ロンドンに住んでいる友人のところの学校は移民の子が多いってのもあって校長先生に言えば「いいよ〜」って送り出してくれるらしく、不公平感が半端ないです…
せめてもうちょっと学期末ギリギリに各自に配布してもいいんじゃなかろうか?
ま、昨今は海外渡航なんてできる状況じゃないからどうでもいいっちゃいいことですけどね。

で、この先がちょっと他のお母さん方にリアルで聞けないことなんですが、ナーサリーやレセプション時代の通知表が「アレができるようになった」「コレが上手」なんて評価になるのもまぁわからんこともないですよね。
でも3年生でそれなりに”勉学”するようになってきているのに、とにかくどの項目もポジティブなことしか書かれてないんですよ。
唯一ネガティブなことっていったら「ちょっと気が急いているところが見受けられる」なんて生活態度の方で、学習面では指摘が書かれてないんです。

先生の言葉を鵜呑みにするなら、うちの子はトンビである私から生まれたタカってことになるわけで。
しかし、親がサポートするべき箇所がまったくないはずもないし、だからって他のママさん方に「あの先生ってネガティブなこと書かないよね〜」なんて言って、万が一実はそうじゃない人がいたらって考えると迂闊に探りを入れることもできないという。

働いてた時は子供は違う学校だってことで同僚にホイホイ気軽にこういうことが聞けたんですが、子供が通っている学校のママさんにそんなこと聞く勇気は私には無い…

↓大学入試までコレに頼るしかないのか…?↓