英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

サッカー、加熱しすぎ。

7月7日はイギリスでは七夕ではなく、「EURO2020:イングランドデンマーク」の日。
ってことで、朝のニュースでは前日のイタリア対スペインの結果をちょろっと報じた後で、夜に行われるイングランド戦の期待値についてばっかり。

そんな中、ニュースをつけっぱなしにしつつ洗濯物を畳んでいたら下の子が「Mummy, what's that microphone?(お母さん、あのマイクはなぁに?)」と聞いてきまして。
しかし家の中を見渡してもマイクなんて見当たらないし。
なんのことか聞いても「Microphone on tele!(テレビに出てるマイク!)」とテレビを指さすんですが、デンマークのサポーターさんが「ヴァイキングの底力を舐めんなよ」って息巻いてるだけで画面にマイクはなく。

なので一旦その話は聞き流してしばらく経ったら、ほら、ニュースって同じ話題がループするじゃないですか。
そこでまた下の子が「Mummy! Microphone! There!(お母さん!マイク!ほら!)」と画面を見るように言ってきたので確認したら、イギリス近衛兵の楽団がイングランド応援歌を演奏している場面で、あの黒くて巨大ないわゆる「Bearskin」の帽子をかぶっているのが「マイク」だと言い張っていたようです…
直立で棒のようにまっすぐ立って、頭の部分があの黒いもふもふですから「マイク」なんだって思ったらしいですが、中身は人間だからね?と。

www.telegraph.co.uk

お昼、オットとご飯を食べながら今夜の予定を確認していたら、オットが突然「っていうか、どの国にも当てはまることだけど、チームのサポーターってのは9割9分がっかりさせられるのが運命なんだよね」なんて、自分で自分に言い訳というか伏線を用意してるし。
そんなん、勝ちも負けもどっちも含めて一緒に盛り上がりたいからサポートしてるんじゃないですか?と。
今回日本は関係ないから、どこのチームにも肩入れしてない私がそういうと「そうだねぇ、レスターシティリバプールも有名どころだけど勝ちから遠ざかってるもんねぇ…でもサポーターはたくさんいるし…」などと、まだ言い訳がましくグチグチ言ってるし。

そんな罰当たりなことばっかり言ってるから、いざ試合が始まったら、ネット経由で試合を見てたんですけど3分おきにクラッシュして半ベソかいてました。
我が家はTVライセンスはもちろん支払いしてるものの、地上波の視聴をするためのFreeviewがついてないのでテレビ局のアプリを使わないとダメなんですが、多分みんな一斉にアクセスしてて大混乱だったんだと思われます。
あんまりクラッシュするもんだから、諦めてサムネの小さい画面で音声なしで視聴してるオットの後ろ姿が泣けるやら笑えるやら。

結果の方はそこまでした甲斐があったみたいで。
そして明けて8日の朝はニュースの90%がその話…
残り10%が天気予報ね。

↓本物はクマの皮でできてて夏でも同じ素材だから暑くて倒れる兵隊さんもいるらしい↓