英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

イギリス、迷走中です。

7月19日からイングランドではロックダウンが解除となりました。
マスクは外していいし、ソーシャルディスタンスは気にしなくていいし、ナイトクラブも再開して、日曜の真夜中12時にカウントダウンをしてそこから入店して大騒ぎする人たちが朝のニュースで取り上げられてて、そこまでして行きたいところなんだぁ、と、すっかりオバちゃんな感想しか出てきませんでしたよ。

でも、公共交通機関や各種小売店では独自に「マスク着用での入店をお願い」していますし、全てが撤廃されて以前のように何も考えなくていいという状況でないのは確かです。
それを「わかりづらい!!」と憤っている人たちもたくさんいまして、さらにそこから政府批判に繋げてあれこれ言っているらしいですが、小売店の判断は政府は関係ないんじゃなかろうかと。
別にボリスの肩を持つつもりはこれっぽっちもないんですが。

例えばですけど、スタバとコスタ。
このイギリスにおける2大コーヒーチェーンでは、スタバは日本でもご存知の通り「ショート」「トール」「グランデ」がサイズ名じゃないですか。(ショートはイギリスでは取り扱いがないですが)
でもコスタだと「スモール」「ミディアム」「ラージ」なんですよ。
これについては誰も「個々に勝手にやられてわかりづらい!政府の方できちんと統一策を出せ!!」なんて言わないし、もし言う人がいたら指差されて笑われるのがオチですよね。

だから今回の「どこがマスク推奨でどこがフリー」なんてのは、もう消費者が慣れるか、行ってみた所でどっちになってもいいようにマスクを持ち歩けばいいだけの話だとしか思えないんですよねぇ。
どうしてもマスクが嫌だってんなら、こちらが消費者で店を選ぶ権利があるんだから、マスクなしでOKのところに行けばいいだけじゃない?と。

All or nothing、白か黒か、みたいに二極でしか対応できない柔軟性のなさをイギリス人が露呈させてるだけなのか、私が単純すぎてもっと根深い、裏にある深刻な話をきちんと理解できていないだけなのか、なんともすっきりしない報道の仕方ばっかりなので朝からモヤモヤしてたんですが、夕方になってアレクサさんにニュースを読み上げてもらったら、ボリスが「9月末になったらナイトクラブへの入店者にワクチン2回接種済みの証明を義務付けるかもしれない」みたいなことを言い出してるらしく…寝言は寝て言え、と。

なんで「今」じゃなくて数ヶ月先にそんな義務をつけるの?
ちょっと意味わかんない。
誰か彼のロジックをわかりやすく説明してくれないかしら…

↓町の文房具屋さんがコロナワクチン接種カードのラミネートなんて賢い商売を始めてました↓