英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

解せぬ

なんとか無事にストライキを乗り越えて下の子も学校へ送り出しました。
やれやれ…

っていうかストライキ前の話なんですけどね。
学校からいつものお知らせメールが届きまして。
もちろんストライキによる休校が主な連絡事項だったんですけど、それ以降のスケジュールも書かれてました。

そのうちのひとつがイースターにちなんだものでして、休暇2週前の金曜日は私服での登校がOKとなり、その際にはイースターエッグを持ってきてください、と。
高価なものではなく予算としては£1.50から£2くらいで、ということでした。
昨年までのこのイースターエッグの予算は£1だったのに、世の中すべてのものが値上がりしているせいで学校に持っていくイースターエッグすら値上がりですよ…

そもそもお店に並んでるイースターエッグの値札を見てみると、£1.50から£2って予算ですら逆に見つけるのが大変で、統計はとってないですけど感覚的に平均価格が£3とか£4くらいなイメージで、それらもこれといって特別っぽい感じではなく、例年通りのCadburyのなんの変哲もない小ぶりの商品ですよ。
ま、今年に限らず、本気でいいやつを買おうとしたら二桁ポンドになっちゃうけどさ。
学校っていうかPTAも予算を指定してる時点で配慮はしてくれてるのが伺えるし、物価上昇は私だけじゃなく社会全体にかかってるからもうしょうがない。

でも、それとは関係なく毎年疑問に思ってるのがね。
私服登校の引き換えで品物を持って行って、それをPTAが集めて、休暇前の最終登校日にお迎えの時間にそれぞれを£1で販売するってのがどうにもよくわからん。

私服登校で現金を持っていく際は一律£1なのに、イースターのこの私服登校の場合、イースターエッグの購入に最低でも£1の支出があり、さらに販売までするから倍してドンで£2になるわけですよ。
校庭の目立つ場所及び校門の手前で販売してるもんだから、どんなに避けても子供の目に絶対入るので「買わない」という選択肢を断たれて、お財布的にはなんのお得感もないイベントなんですよねぇ。

定価£2のものが£1で買えればお得じゃないか、って普通なら思うところですが、今年は特に買う前の段階ですでに最低でも£1.50を出してるんだから、最終的な支出は£2.50でしょ?
絶対お得にならないどころか足が出るとわかっている買い物をさせられるって、これ、子供が喜ぶからそれが報酬だっていう”精神論”に持っていくしかこのモヤモヤを消化できないですよね…
わざわざ学校に苦情を申し立てるほどのレベルではないんだけど、それにしたって£2の商品を提供して、さらに£1払う場合だっているんだし?
収益は学校運営に役立てられてるんだから、子供に還元されているのは間違いないんだけど…

いや〜、それにしてもこんなことでウダウダ言ってて我ながらセコいっ!

↓この商品ならちょっとだけイースターっぽいから…ダメかな…↓