英国。色々あるけど住んでます。

イギリス生活の日記とか回顧録みたいなもの

性格の悪い私。

金曜の夜の話の続きなんですが。
あのABBAメドレーは前哨戦だったようで、例によって土曜の夜が本番でした。

お昼頃にご友人らが集まり始め、そうこうしてるうちにインドカレーの香りがお隣さんから漂い、庭で洗濯物と格闘していた私の食欲中枢をモロに刺激してきました。
お腹が空きすぎて作るのすら億劫になってしまったので、残りご飯とソーセージ&レタスで焼き飯にして誤魔化し、子供らのお腹も満たしたってことで公園に行ったり買い物したりして夕方に戻ってきました。

家に帰ってきた頃はとても静かだったんですよ。
多分両隣ともお出かけって感じで。
なのでいつものルーティーンでお風呂だお夕飯だ寝かしつけだ、なんてやってたらドッタラバッタラとうるさ隣さんがご帰宅。
大人数で話している声が聞こえてきました。
「ん〜これは〜」なんて思っているところで、シャーリーちゃんの家からはピアノの音が響きはじめ…カオス…

下の子はもう寝ちゃってたのでいいんですけど、上の子がちょうどベッドに入ったところでうるさ隣さんちのスピーカーが爆音を出しはじめまして、上の子が何度もリビングに「うるさくて寝られない」と訴えに来る始末。
しかしまだ10時半なので、乗り込むにはまだちょっと早いかも…どうしようかなぁ、なんて考えていた矢先に急にクラブっぽいテクノが止まってガヤガヤ話す声が聞こえたと思ったら、音量は大きめなんですけど、ヒーリングミュージックに切り替わりました。
それで上の子はどうにか寝てくれて、オットと「きっと誰かが苦情を入れたんだろうねぇ」「庭でテクノパーティやってりゃそうなるよねぇ」なんて言い合いながら我々も就寝。

翌朝、いつもなら9時ごろに犬さんを庭に出しておトイレをさせるうるさ隣さんなんですが、10時になってもお犬さんは出て来ず、11時になったところで我が家の子供爆弾を庭に放牧して、さらにシャーリーちゃんもそこに加わって、二日酔いの頭に女児の高い声をお届けしてみました。
日曜は結構気温が上がったので、子供らは垣根ごしに水鉄砲で遊んでかなり楽しく歓声をあげてましたが、日曜とはいえ昼の11時ですから「常識の範囲」ってことで。

ものすごく小さな嫌がらせ。
うふ。

↓宴会前にインドカレーを食べてたのは、ウコンの力を利用するつもりだったのかな?多分違うだろうけど。↓

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関係ないシリーズ。某公園にある幼児用の小さめの滑り台。カタツムリさんらしいですが…キモイ…

2軒隣のお姉さん

日付を少々遡りますが、4日位前の話。
朝9時ごろに私の携帯にぴろりんとメッセージが入りました。
そんな時間に連絡を入れてくる友人はいないので学校関係かしら?とメッセージを見てみたら、2軒隣のお姉さんからでした。

「洗濯機は直った?」と親切に聞いてくれて、なおかつ「直ってないなら今日は私一日家にいるから、洗濯物持ってきてくれたら乾燥まで済ませてお届けるすわよ!」ですって…
親切もここまでくるとちょっとだけ恐怖。
気にかけてくれてたのは嬉しいんだけどね。

なんて返信していいのかわからなくて、携帯を握りしめながらウンウン英文を捻り出していたらオットが降りてきて「何してんの?」と携帯を覗き込んできました。
その時に書いていた文章が「そう言ってもらえてホントに嬉しいけど、今のところは不便を楽しんでるから大丈夫よ。ありがとね。」みたいな短めのお断りでした。
「これで大丈夫かねぇ?」とオットに確認をとって、「いいんじゃない?」とぶっきらぼうな回答をいただき、聞いた私が馬鹿だったと反省しつつ意を決して送信。

どんな反応が返ってくるかドキドキしちゃいましたが、普通に「そっか。気が変わったらいつでも言ってね!」とこれまた親切発言で…
「なんか裏があるんじゃないか?」って疑ってる私が悪い人みたいな気分になっちゃうくらいの聖人っぷりですよ。
そもそも、彼女が提案してくれたことはクリーニング屋さんがビジネスとして行ってることですから、いくらご近所でもそんな簡単に引き受けちゃいけないような気がするのよ。

こちらのお姉さん、家を売りに出してるご近所さんなんですが、マーケットに出したらさっさと売れて、なおかつ引越し先もうちの町のいわゆる「高級住宅街」なエリアだそうで、きっと「金持ちケンカせず」で人生生きてきて根っからの”いいひと”なんだろうなぁ、と、尊敬しつつも妬み要素がちょっと混じってしまう自分に自己嫌悪です…

むしろ「相場がこれくらいだから、何割引でこの料金でやってあげても良くってよ」くらいに請求してくれればお願いしちゃうかもしれない自分もいるし。
いや、それはそれでご近所付き合いとしては間違ってるんでしょうけどね。うん。

↓手洗いはいいとして脱水ができないから、今、これを真剣に検討中…↓

ABBAニューアルバム発売

ABBAが40年ぶりにニューアルバムを発表ってアレクサさんの読み上げニュースで知ったのが木曜日。
それはそれは、めでたいことです、なんて他人事でした。
明けて金曜日。
日本のYahoo!ニュースでも取り上げられてるのを見て、さすがだね、なんてまだまだ他人事。

金曜日は下の子の学校がお休みだったので日中は時間を潰すべく町に出て、金曜日のマーケットはアンティークなのでお店をぶらぶら覗いたり、夕飯用のパンを買ったり、公園で遊んだり、なかなかの充実っぷりですよ。

夕方から夜にかけてはいつも通りの流れで、子供らと格闘して寝かしつけて、後片付けしたりなんだりかんだり。
一息ついたところで、足の裏に違和感が。
ワタクシ、扁平足なもので、ちょっと油断すると足の裏が凝るんですよ。
以前アロマ留学の学生さんの実験台になった際に「踵が凝る」って訴えたら半信半疑で施術してくれて、終わってから「踵ってホントに凝るものなんですねぇ」なんて感心されちゃいました。
まあ、ちゃんとした靴と中敷きを使えば避けられるんですが、今日は靴底がツルツルになった10年選手のデッキシューズなんか履いちゃったもんで(捨てろよって?)、多分それが原因だろうと思われます。

なので、ちょっと長めにお湯に浸かって揉みほぐして、湯上がりにストレッチを、なんて思いつつバスルームから出てきたら、うるさ隣さんから「♪ Voulez-Vous! Aha! Aha! ♪」って爆音が…
そうよね…金曜の夜で、ABBAがニュースになってたんだからそりゃそうなるよね…

その後はABBAメドレーを聴きながら床でひたすら足をほぐす午後11時半。
ラッキーなのは、私がお風呂に入ってる間に帰ってきて騒ぎ始めたってことは、子供たちはすでに爆睡してたってことかな。うん。
ここでイラついてストレッチの手を抜くと、多分夜中に足が攣るコースなので無の境地を目指します。

↓その昔、インソールはおっさんのものと決めつけてた恥ずかしい自分。今はひたすら感謝しかないです↓

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ZENの心で…っていうか、欧米人は「禅」がお好きですよね。なんでだろ?

まだ見ぬ担任の先生

下の子の小学校、行ってきました。
って言っても、付属のナーサリーに通ってたので目新しいこともなく、上の子も通ってたので先生方も顔見知り状態で。
それはいいんです。
下の子がすぐに溶け込めるのを分かってはいたけど、実際に確認できたわけですから。

子供たちがいろいろ遊んでいる間に、先生から親に事務的なお話があったんですが「実は担任の先生が産休なので今学期は我々が担当します」と、先生が三人。
産休の話は知ってたからいいんですけど…三人が交代ですか、そうですか…
しかも三人のうち二人は、上の子のクラスメイトのお母さんだし。
うーむ。
吉と出るか凶と出るか…

そして校庭でのお遊び時間に事務の方が「上の子ちゃんとそっくりね〜!名前間違って呼んじゃいそうだわ。あはは!」なんて声をかけてくれました。
少しだけ立ち話をしてたら衝撃の発言が。

「担任の先生も間違えちゃうかもね。あ、そうそう。担任といえば、産休ってのはさっき言ったけど実はコロナにも感染してて。ホントは今日挨拶だけでもくる予定だったんだけど延期して来週顔出してくれるってことになってるから。」

…………え?

それはちゃんと陰性だって確認してから来るんだよね…?
っていうか、妊婦なんだからむしろ無理すんな!
そもそも子供に挨拶に来たって、間違いなく次に会うまでに誰だったか忘れてるだろうから家で安静にしてなさいよ。

そんなことを瞬時に考えてしまいましたが、それをそのまんま言葉に出しちゃうといろんなわだかまりも発生してしまいそうだったので

「それは無理しないほうがいいんじゃないですかね?身重なんだから自分優先でも保護者は理解してくれると思うけど」

なんて感じの誰でも言いそうな模範回答しか絞り出せませんでした…
事務員さんは「それもそうよね〜」とは言ってましたけど、どうなることやら…

上の子の髪型は校長先生からサムズアップをいただいたので「公認」宣言ってことでいいのかしら?
子供たちよりも大人たちから大人気で、本人はかなりご満悦な様子でした。
よかったよかった。

↓妊娠線、傷跡、軽いアトピーにいいらしい↓

新学年

もーいーくつねーるーと〜♪
なんて呑気なこと言ってる場合じゃなくて、新学年スタートですよ。
「もう新学年」と思えばいいのか「やっと夏休みが終わった」と思えばいいのか…

でも夏休みが終わったって言っても、下の子は今週は木曜だけ、しかも親も同伴で45分間のレクリエーションのみ。金曜は在宅。
来週は午前中だけのいわゆる「慣らし」で、給食も食べずに帰されるっていう鬼のような時間割。
しかも洗濯機が故障中ってことは制服を緊急で洗うことすらできないという、割と切羽詰まった状況なんだなぁ。
上の子がいきなりフルで授業開始ってのがせめてもの救いですかね。

洗濯機といえば、昨日オットが修理がまた来週に持ち越しになったことに対してものすごく落胆&怒りをあらわにしてました。
でもさ〜?
IKEAの袋を抱えて町を縦断して、小銭の両替に走って、洗濯待ちの間にスーパーで買い物して、洗濯物&荷物を抱えて帰って、ってやるのは私だよ?
あんた、日本にいた時から今まで、私の目の前で一度たりとも洗濯機の操作したことないじゃん?
そんなアナタに怒る権利はありますか?
憤慨しているオットを見ながらそんなことを考えてたら、なんだか悟りの境地というか、ないものはしょうがないじゃんって気持ちになってしまいまして、なんなんだろう、これ。不思議。

ってことで、明日の準備を済ませてとっとと寝ます…
夏休みですっかり夜型になっちゃったの自分のばかばか!

↓イギリスの子供の目線↓

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前にも貼ったね、これ。ブルーベルです。

洗濯機…

さーて!
エンジニアさんがくる日ですよぉ!
今回の予約は「13:14〜16:14の間」ってことで、やっぱり「15」じゃないのね、と。
前回の反省を活かして、あんまり時計を気にしないようにしようと決めて、お昼ご飯の後片付けを済ませてお茶でも、と思っていた午後1時少し過ぎに「10分後に伺います」のテキストが入りました。
初の「キリのいい数字」でなんかよくわかんないけどスッキリしました。

それからほぼピッタリ10分後にエンジニアのお兄さんが来まして、気だるそうなのは相変わらずでしたが、今回はもうちょっとハキハキ喋ってくれる人で行動もシャキシャキ。
なので素早く作業にかかってくれました。
その間、下の子がモアナの絵本を持ってきて「読め!」と。

知らない人の前で本の朗読はちょいと恥ずかしいけど…
挿絵にウニがあったので「Hey, do you know how to say sea urchin in Japanese? (ウニって日本語でなんていうか知ってる?)」「It's much simple. It's called UNI(すごく簡単だよ、ウニっていうの)」と教えたら子供2人で「ウニ」の合唱が始まりました。
最近うちの家族の中でDJごっこが流行ってまして「Everybody say! UNI!」『うーに!』なんて遊んで朗読の方をごまかしてみたり。
そんなことしてたらお兄さんから声がかかり、朗読聞かれるよりもっと恥ずかしいものを聞かれちゃったよ…

前回に比べてやけに早いな、パーツを取り替えてサクサク直してくれたのかしら?なんて思ってたら「No, it's not working(ダメです。直りませんね)」だってさ!
前回来た人が頼んだパーツが旧式のやつで、うちのモデルに合わないからソフトをダウンロードしても使えない、だそうで…
「フザケンナコノウニヤロウ」と頭の中によぎりましたが、来週正しいパーツを持ってくるから、と言われたのでウニは飲み込みつつ「ご覧の通り子供もいて洗濯機が早く使えないと非常に困る」と丁寧に釘を刺し。
「そうですよね、ってことで、最短で来週の火曜だからそこにしますね。ところで。日本人ですか?」と、意表をついてきました。
「実は日本語の勉強してて。さっきお子さんたちに教えてた”ウニ”って英語でなんでしたっけ?」
「いつか日本に行きたくてどうせ行くなら日本語も喋りたいし、でも日本語のレッスンって語学学校以外どこで受けられますかね?」だって。
いや、日本語のレッスンを受けようと思ったことすらないから知らんよ…
一応、オンラインの個人授業とか、なんだったらFaceBookとかで日本人の語学交換相手を探してみたら?とは教えてあげました。
背は低いけど割とハンサムなお兄さんだったので、違う方を期待する方もたくさんいるでしょうけど、それを言うと微妙にセクハラになりそうなので言わなかったよ。

去り際に「じゃ、また来週」と言ってたので、もしまた彼が来週担当で尚且つちゃんと直してくれたらチップがわりにもうちょっと詳しい情報を教えてあげようかな、などと上から目線です。

↓Can I get an UNI?↓

カオス

8月30日は祝日でした。
あとはクリスマスまで祝日がないんですが、そんなせっかくのチャンスなのに薄曇りの3連休でして。
それでもオットが子供たちとフルに遊べるってことで、頑張ってお出かけしてきました。
うちの町の幹線道路に「Chilli Festival」の看板があったので、無理矢理…

多分、ハバネロ・ソースとか激辛系のものが集ってるんだろうな、くらいの知識で特に期待もせずに行ったんですが、まず場所がよくわかんない村。
地図上では車で30分ほどだからさほど遠くはないんですが、行ったことのないエリアだったので冒険も兼ねて。

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看板を追いかけてみるも…畑じゃん…
そして天気が激ワル…

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しかし、野っ原に駐車させられて、チケットを買って林を抜けたらなんか豪邸が建ってるし。
池には鯉が泳いでるし。

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豪邸の裏側っていうかこっちが表なんでしょうけど、ぐるっと回ってみたら、これは…城跡?教会跡?
なんかものすごい古そうな外壁が残されてまして、豪邸と合体してました。
なんなんだよ…すごいぞ。

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広場っぽくなってる庭ではエルビスが熱唱してるし。
エルビスの背後のお子様が「何?あの人?」な感じで非常にのどか。

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二人組のコメディ・マジックショー?では、ひとりが拘束衣からの脱出をしている間に、もうひとりがおでこにビールの入ったコップを乗せてストローでそれを飲みながらナイフでジャグリングをするという、どこを見ていればいいのかわからない大道芸もやってるし。
背後のテントにエルビスも控えててそれも気になるし。

ハバネロ早食い競争とかもやってたらしいですが、それは見逃しちゃいました。
思ってたのとかなり違っていい意味で裏切られて楽しく過ごし、出店の方も見ながらうろうろしてたら…
小学校の校長先生にばったり会ってしまいました…
「あら〜、下の子ちゃんのお母さん〜!夏休みは楽しく過ごされてますか〜?」なんて、ばっちり覚えられちゃってて逃げようもなく。
数少ない極東アジア出身の保護者ですからね…そりゃ覚えてるよね…

2時間ほどの滞在でいろんなものが濃縮されたお出かけになりました。
あ、チリソースは買ってません。
辛いものに萌えがないので。
それも含めてカオス。

↓辛味はちょこっとくらいがちょうどいいのよ↓